2020今年最後の分かち合い - クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

クリスマスも近くなり今年も残り僅かとなりました。

サバ州での選挙以来再拡大してしまった第2波ですが、CMCO下でのKL首都圏では、アプリでの人々の行動追跡も功を奏してか、市中感染はほぼ収まってきているように感じます。現在は工場や建築現場などで働く外国人労働者全員のスクリーニングテストが続いています。

KLカトリック日本人コミュニティでは、これまで定期的な分かち合いを持つだけでなく年に数回懇親会の場も設け、海外在住の日本語カトリック信者が信仰生活を送るにあたって、できるだけ孤立しないように、つながりや連絡を大切にしてきました。

新型コロナウィルスの影響一色の今年は、さらにその必要性とありがたみを感じています。もちろん実際に会って分かち合いをしたり、一緒ごはんをする忘年会はありませんが、オンラインでも気持ちは十分通じます。

KLショッピングモール今年のクリスマス飾り

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というわけで、今年最後の分かち合いと懇親会をオンラインで行いました。

初めの祈りの後、今年1年を振り返って、こんな年だったからこそ気付いたこと、いただいた恵みをそれぞれ分かち合います。

以下は分かち合いの一部です。

・コロナ禍によって日本からオンラインミサが配信されてたことは、長年不自由だった日本語ミサ環境のことを想うと大変ありがたいので今後も続けてほしい。Zoom日本語ミサのお誘いも毎週来ているし、聖書と典礼が送られてくるのも大変ありがたく役に立っているが、一方で複雑な気持ちもある。

・自粛期間中に体の健康、心の健康の大切さを今まで以上に身に染みて知ることとなった。食べ物なども含め、健康に注意して過ごすようになった。

・コロナ禍で苦しんでいるすべての人のために祈りたい。そしてご利益やすぐに結果を求めて一喜一憂するのではなく「待つ」という信仰の姿勢を改めて大切にしたい。

・教会共同体とのつながりがあってよかった、この一年は落ち込んだり感謝したりの繰り返しで不安に襲われることもあった。KL大司教区や小教区とのつながり、アジア各国の日本人カトリックとのつながり、KLの日本人カトリックやプロテスタントの方々とのつながりは大きな励ましとなり、それらが私を信仰へと戻してくれた。

・ITの発達によってすべてがオンラインに変わり、私たちの生活様式がガラッと変わった1年だった。それだけにエッセンシャルワーカーには感謝しかなく、その重要性にも気づかされた。その一方で、KL大司教区が配信したクリスマス会でも触れられていたが、孤独や孤立の問題が浮き彫りになった。特に私たち外国人は孤立していては、信仰生活は送れないと思った。

・自分の価値観として優先順位は何か？という入門講座の内容が何度もあったが、この順位というのは具体的に、喜びや幸福感を何をもとにしているか？ということだと感じた。神さまをもとに幸せを感じる事が自分の人生の優先順位一番で、それが最も幸せだと気づいた。まさに神さまファーストだ。

・1日の中の私の祈りは、決まって朝起きた時とか寝る前に主の祈りやロザリオなど唱える事だったが、ふとしたことに神の働きを感じることがある。その時に神さまは何をおっしゃっているのだろうと聞く祈り、そして対話となる。こんな1年だったけど私は幸せだと感じる。これは私にとっての祈りの1つと感じた。

このほか、近況報告や日常の情報交換など歓談も続き、久しぶりの楽しい集まりとなりました。皆で心を一つにアヴェ・マリアの祈りで締めくくり、コロナの終息と苦しむすべの人たち、私たちの身近な人たちのために祈りました。

2020年KLカトリック日本人コミュニティ在籍者からまとめて所属小教区教会St. John's Cathedral への維持費納入1年分

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