11月の 祈りと分かち合い
2016年11月の KLカトリック日本人コミュニティ "祈りと分かち合い" は、
11月5日(土) St.John's Cathedral パリッシュホール内教室で行う予定でしたが、
この日、大使館から中心部のデモによる道路封鎖の可能性の注意が出ましたので
急きょ場所を変更し、コミュニティメンバーのコンド内の図書室で行いました。
この場所は、昨年カトリックコミュティができたばかりの頃、St.John's Cathedral
で、まだ場所の割り当てをしていただく前に、有志で分かち合いをスタートさせた
懐かしい、また記念となる場所です。
イエスは私にとって誰なのか、私の人生とどういう関係があるのかをテーマとし
日本語でのお祈りとみ言葉の朗読を中心に分かち合いを続けています。
今回のテーマは、前回の "最後の晩餐" の分かち合いの延長版・特別篇として
「今、私たちは秘跡の中で実際にキリストに出会う」と題し、
私たちが 教会の "秘跡" から受ける恵みの体験などを分かち合いました。
秘跡とは何か?というアプローチではなく、秘跡と呼ばれることの背景と意味
それは教会の7つの "秘跡" だけでなく、広い意味での恵みの "しるし" として
私たちにわかるように現されること。"教会" "御子イエス" なども含めた、
広い意味での "神の恵みのしるし" について、それぞれの体験を分かち合いました。
私たちに一番身近な秘跡は、教会でありミサとご聖体ですが、私たちがご聖体を
いただくときも、受ける側の自由で自発的な参加が必要となってきます。
以下、その分かち合いの一部です。
① 教会は人の集まりのこと示すが、教会の人たちが単に集まっている場面、
そこはミサでなくとも、実際にキリストが近くにいるのを感じる。
② 以前は参加していなかった求道者が、今は毎回参加している。昨年いなかった方が今はここに普通にいるという変化の大きさは、努力ということではなく、神の
み業と聖霊の働きに違いないと実感する。
③ キリストを知らなかった若いころ、色々な苦労や挫折も経験したが、そのたびに
何かに押される感じ、何かに引っ張られる感じで、希望は持っていた。今になって
思い返すと、それが神の導きだったのかなと思う。
④ ご聖体拝領の直後に祈っていると、過去の自分の人生が走馬灯のように出てくる。過去の人生の色々な出来事の意味を、その時には分からなかったが、今は少し
わかるような感じがするのは、ご聖体の秘跡の恵みだと思う。
⑤ カトリック日本人コミュニティの分かち合いを始めて1年4か月経つが、皆
それぞれが神との関係、距離が近くなった感じがする。信仰の成長と思う。
神の恵みの体験を分かち合うことで、毎日曜のごミサもますます豊かなものになる
ことでしょう。特に "神は私たちとともにいらっしゃる" ということをです。
今回コンドの場所を提供して下さったメンバーさん、ありがとうございました。
次回12月の "祈りと分かち合い" のスケジュール等につきましては、メールで
お問い合わせください。
この方は、ほかの大祭司たちのように、まず自分の罪のため、次に民の罪の為のために毎日いけにえを献げる必要はありません。というのは、このいけにえはただ一度、
ご自身を献げることによって、成し遂げられたからです。(ヘブライ7:27)