求道者の洗礼 2019復活祭
以前KLに滞在していた方で、その間に私たちの入門講座を通じて、神さまの呼びかけに
応え、イエスに人として出合い、聖霊の恵みをいただいた求道者のHさん。
2018年初めに本帰国され、最寄りの教会で洗礼準備が進み、今年のご復活徹夜祭に受洗の恵みとなりました。
私たちとの入門講座と分かち合いは、2017年のご復活祭直後の４月から、帰任直前の2018年１月まで、計17回行われました。
1回～16回目までの記録は書庫別 "求道者との分かち合い" カテゴリーにあります)
私たちKLのメンバーも、2018年の本帰国後に一度教会を訪ね、神父様をはじめ入門担当のTさんにもお会いする機会に恵まれました。
カトリック浜松教会は、新幹線の浜松駅から車で15分ほど、佐鳴湖と公園の近くの静かな住宅地がぼちぼちあり、自然環境が大変豊かで空気の澄んだ場所にある、美しい教会です。
ルルドのマリアさまのところには、春らしいお花がたくさん咲いています
円形で木材がメインの内装は素朴で温かい雰囲気です
天上の組木は、互いに支え合う形になっています
浜松教会5色の輪、日本・スペイン・ポルトガル・ベトナム・英語
Gaudete は "喜び"
それぞれの輪が独立しながら少しずつ交わり、美しい調和となっています
横浜教区カトリック浜松教会は、サレジオ会の山野内公司神父様の司式です。
復活のろうそくの火がともる、洗礼式の様子
4月20日の復活徹夜祭は、光の祭儀より始まりました。
ミサと聖歌は、日本語・英語・ポルトガル語、スペイン語・ベトナム語の5ヵ国
ミックスで執り行われました。
闇に光をもたらしてくださった復活のイエス、その闇とは何なのか？
自分の闇をまず意識して、そこに光を当てるのは人であるイエス
のお話から、復活徹夜祭のミサが始まりました。
福音朗読と説教の後、洗礼式です。
今年、こちらの共同体からは4名の新受洗者が誕生しました。
日曜の復活祭のミサの後は、新受洗者のお祝いも兼ねて持ち寄りパーティーです
スペイン語・ポルトガル語圏のブラジルからの方々、ベトナム人、その他たくさんの
外国から来た方々からなる、この国際色豊かな共同体は、私たちの所属する、KL
St. John's Cathedral と、どこか似ています。
パーティーにも、さまざまなお料理が並びますが、どれも美味しいのでお皿はすぐに
カラになっていきます。
KLからは、キャメロン紅茶数種類と、レンズ豆のチップス、パパダンを提供
パーティーの間中、代父の方は、教会共同体1人1人にこの新受洗者を紹介し、挨拶をして回っている姿を見て、大変感銘を受けました。
新しくなったこの受洗者が、新しい土地の新しい共同体で、文字通り枝のひとつになってゆくという確信を得て、とても温かい気持ちになり、同時に安心しました。
KLカトリック日本人コミュニティから洗礼祝いとして贈られた、晴佐久昌英神父さまの本2冊、"福音宣言" と "十字を切る" を選びました。
受洗者の名前、お祝いのメッセージ、著者サインと日付入りです。
他民族の浜松教会では、教会報も多言語で書かれています
共同体の方から、手作りのイースターエッグをいただきました
KLからまた求道者を送ってくださいねと、笑って言われました
神父様からは全員に、ルルドのお水の小分けが配られ、私たちもいただきました。
いただいたこのルルドのお水はクアラルンプールに持ち帰り、アヴェマリアを唱え祈りながら、自宅にかけたり、病気の方の回復ためのお祈りとして、皆で少しずつ使うことにしました。
今回、6000キロ離れた日本の浜松に、私たちのコミュニティを通して示された神さまの恵みのしるしを見に行きたい、証に立ち会いたい一心で参加しましたが、
それだけでなく、予期しなかった熱烈歓迎を受け、また神父様との会話の中では、
私たち少数海外日本人カトリックが、今後どうあるべきか、何をするかではなくどうあるのか、こうして求道者が次々生まれていること、1人1人が信徒使徒職をどう生きていくか、などたいへん深いアドバイスを受けました。
浜松教会の皆さま、たくさんの心からのおもてなしをありがとうございました。
ヨセフH さん、クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ一同から、そして
St. John's Cathedral 主任司祭のレオナルド・レクソン神父さまからも、心よりお祝い申し上げます。私たちKL共同体全員の、喜びと実りです。キリストに賛美！
わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。(ローマ6:4 復活徹夜祭ミサでの朗読箇所)
クアラルンプール (KL) カトリック日本人コミュニティ
