クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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シンガポールで日本語ミサと一緒ごはん

昨年の一緒ごはん合同黙想会では、アジア各国から集まった日本人カトリックが文字通り「主の食卓を囲み」さらに一緒ごはんをすることで、福音家族を体験していきました。

アジアのカトリック日本人のつながりは、こうしてその後も続いています。

 

今回はシンガポールカトリック日本人会さんから、佐藤神父様による日本語ミサと一緒ごはんへのお招きがあり、KLカトリック日本人コミュニティも参加することにしました。

佐藤宝倉神父様は、マニラ大首都圏ケソン市に19年いらっしゃるフランシスコ会の神父様です。アシジのフランシスコ デフセンターで、ろうあ者の司牧をされています。

今年の国際ろうあ者デー (International Deaf Day) は、クアラルンプールで行われ、佐藤神父様はこちらに参列なさいます。ですので9月中旬にはクアラルンプールにいらっしゃるのですが、シンガポールで初聖体のお子さんの日本語での司牧とミサのために、その前にシンガポールにお立ち寄りになられたのでした。

(KLでのジュリアン大司教様司式の手話付きミサは、9月15日チェラスのサンフランシスアシジ教会で行われます)

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私たちは、まず前夜祭の一緒ごはんとして、佐藤神父様、小教区主任司祭のクリフォード神父様、シンガポールの世話人の方や信徒さんたちと美味しい日本食で交流が始まりました。

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佐藤神父様とクリフォード神父様

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佐藤神父様はKLカトリック日本人コミュニティにとても関心を持ってくださっています。私たちKLカトリック共同体の現状と活動内容、求道者が次々と生まれ受洗していることなども併せて報告しましたところ、海外日本人カトリック特有の運営の難しさなどについて共感してくださり、色々なアドバイスもしてくださいました。 

そして翌朝、ミサの会場はSt. Mary of the Angels 敷地内のサンダミアーノセンターで。

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メインのお御堂はガラス張りで外からミサの様子がうかがえます。建築的にもユニークな建物です。

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 一方、私たちはガラスのお御堂横のサンダミアーノセンター内の小さなチャペルへ。

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私たちのミサはこちらです。

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祭壇奥にはサンダミアーノの十字架があります。

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佐藤神父様司式の日本語ミサが始まります。このごミサには26名も集まりました。ご聖体拝領に続いて、カリスから順番に直接おん血もいただきました。

オルガン奏者の方の伴奏もあり、典礼聖歌2番、ごらんよ空の鳥、マラナタ、神さまといつも一緒など、なじみ親しんだ日本の聖歌も歌う日本語ミサは、海外在住の日本人カトリックにとって大変貴重な機会です。また皆で一緒に大きな声で歌うことで、さらなる大きな喜びとなってゆきます。

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この日の主日の聖書と典礼は、KLカトリック日本人コミュニティのサポーターさんが、日本から送ってくださったものです。これをコピーして配布しました。

ミサの後は、近くのショッピングモールにある、おしゃれなイタリアンで昼食懇親会です。色々な種類の料理を皆で少しずつ分け合って、大変おいしくいただきました。

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ここでも、日々の生活についてから、海外での信仰生活の分かち合いにいたるまで、様々な話題は尽きず、時間を忘れて一緒ごはんを楽しみました。

クアラルンプールに興味を持ってくださる方も多く、やはり「キリストにおいて一致」や「福音家族」を語る時、一緒にご飯をいただくといったことは一番簡単で、また一番大切なことなのでしょう。

その後も飛行機の時間までお茶を飲みながら少人数で、海外信仰共同体のあり方や運営についてなどの分かち合いもあり、KLカトリック日本人コミュニティの今後についてたくさんのヒントをいただきました。

そして空港まで車で送っていただきました。ミサやレストランの幹事をしてくださった世話人の方々、そして今回も温かく迎えてくださった皆さんに感謝です。佐藤神父様、ありがとうございました。

また一緒ごはんをいたしましょう。

 

ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」 (ルカ17:20-21)

 

クアラルンプール (KL) カトリック日本人コミュニティ

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