クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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主の洗礼 The Baptism of the Lord


今日1月10日(日)は、"主の洗礼" Baptism of the Lord の祝日です。

この日をもって降誕節が終わり、翌月曜日からは年間第1週に入ります。
今年も、聖書をとおしてイエスとの関わりを深め、「いつくしみ」の特別聖年を
過ごしたいと思います。


"主の洗礼" の主日とは・・

クリスマスを中心にした待降節、降誕節をしめくくるのは、今日の“主の洗礼”の
祝日です。

初代教会では、主イエスの洗礼の中に、キリスト者の洗礼の原型を見ていました。
さらに主の受洗によって、「神の霊が降り」、主が神のメッセージを伝える
預言者として立てられたという重大な出来事をも見ていました。
主の洗礼は、イエスが福音宣教という使命を果たしていくための準備でもありました

そのため、福音記者はいずれも“主の洗礼”を伝えています。
主イエスの場合、この洗礼の出来事は、終末的な出来事として描写されています。

東方教会では、主の降誕、主の公現、主の奉献、主の洗礼、カナの婚宴の出来事を
主の顕現(イエスのうちに神の栄光が現れたこと)の神秘として、一つの祝日として
祝っていましたが、東西両教会の交流により主の降誕、主の公現と別々に祝うようになった時に、主の洗礼も別に祝われるようになりました。

教皇ヨハネ・パウロ2世が「ロザリオ年」の時に、「光の神秘」を新た加えられましたが、その第1の黙想は、イエスがヨルダン川で洗礼を受けられたことです。
この神秘を黙想しながら、一人ひとりの洗礼の恵みを神に感謝し、聖霊に導かれて、
神の子として生きることができるよう聖母の取り次ぎを願うことが、勧められて
います。
今日は、聖母とともに主の受洗を黙想することをおすすめいたします。
            
            http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/images/Jsenrei-004C.jpg   (女子パウロ会Laudateサイトより)


さて、マレーシアのカトリック教会では、毎週主日にお知らせのプリント
 "news bec" が配られます。

こちらは英語版の "new bec"、表紙と裏表紙は毎週、私たちの信仰に役立つ内容です
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そして中には、それぞれの小教区教会の教会情報・連絡先・ミサなどの時間・
その日の朗読箇所・特別な日のイベントのお知らせ など必要な情報が載せられます

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私たち"クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ"の集いなどのお知らせも、
ここに印刷されています。

同日に同内容のものが、英語だけでなく、中国語版・タミール語版も発行される
ところは、多民族国家マレーシアらしいです。

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同日の中国語版

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                タミール語版

また、マレーシア版カトリック新聞にあたります "HRALD" 紙ですが
これも毎週発行されています。
マレーシアや世界のカトリック教会関連のニュースなどが載せられます。

英語で始まるHERALD紙ですが、
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中にマレー語版もあり、
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中国語版あり
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タミール語ありと
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多民族国家ならではの構成となっています。

この4か国語がマレーシアの4大言語ですが、もちろんこのほかに中国語各種、
また様々な国から来た人たちの、無数の母国語がここでは話されます。

KL St. John's Cathedral のような大きなお御堂のごミサで、イエスさまによって
集められ、キリストによって一つになり、そしてまたそれぞれの場所に帰って行く
何千人のキリスト者。
祈りの言葉は、いったい全部で何十か国語になっていることでしょう。

マレーシアの国花はハイビスカスですが、ランも代表的な花の1つ
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キリストに賛美