クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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聖なる過越の三日間 Holy week


聖週間のうち最も重要な3日間が始まりました。
聖木曜日 (主の晩餐) "Maundy Thursday"
聖金曜日 (主の受難) "Friday of the Passion of the Lord"
聖土曜日 (復活の聖なる徹夜祭)
     "Easter Vigil in the Holy Night of the Resurrection of the Lord"

キリストの受難・死・復活を一年のうちで最も荘厳に記念する過越の聖なる3日間は
典礼暦年全体の頂点に位置づけられています。
この3日間とは、聖木曜日の主の晩さんの夕べのミサから復活の主日の晩の祈りまで
をさしています。
日常生活では深夜0時で日付が変わりますが、過越の聖なる3日間は日没をおおよその
目安にしています。
第1日目:木曜日の日没~金曜日の日没
第2日目:金曜日の日没~土曜日の日没
第3日目:土曜日の日没~日曜日の日没
これは、日没を境に1日が始まると考えるユダヤ教の暦の伝統に基づくものです。
現在のキリスト教の暦で主日と祭日が前晩の祈りから始まることも(「典礼暦年と
典礼暦に関する一般原則」3参照)、この考えに基づいています。
キリスト教の初期の時代、土曜日の晩から始まる徹夜の祭儀で主の過越を記念して
いましたが、しだいに福音書の記述に従って忠実に記念するようになり、4世紀ごろ
までにキリストの受難と死と復活を3日にわたって記念する方法が定着しました。
中世以降、それぞれの日の典礼が行われる時刻や内容は少しずつ変化し、トリエント
公会議後の1570年に発行された『ローマ・ミサ典礼書』によって聖なる3日間の典礼
が確立しました。その後は大幅な改定は行われませんでしたが、教皇ピオ12世
(在位1939~1958年)は1951年と1955年に聖週間の典礼を改定し、第2バチカン
公会議後の典礼刷新によるさらなる改定を経て現在に至っています。
                      (カトリック中央協議会サイトより)


KL St. John's Cathedral のスケジュールは、
聖木曜日 "Holy Thursday"
3月24日(木) 19:30 ミサに続き黙想、聖務日課の終課の祈り23:40
(聖体に献香後、聖体を別の場所に安置する。祭壇上の全てのものを取り除き
裸の状態にする。キリストの受難と死が始まったしるしである。
安置された聖体の前でしばらく祈ることが勧められる)

聖金曜日 "Good Friday" (大斎・小斎 "Day of Fast and Abstinence")
3月25日(金) 14:30 十字架の道行き "The Way(Station) of the Cross" に続いて
主の受難の典礼 "Service" と十字架礼拝 "Veneration of the Cross"
(ミサではありませんがご聖体拝領はできます。※朝のミサはありません)

聖土曜日 復活の聖なる徹夜祭  "Easter Visil"
3月26日(土) 21:00 から (今年は各々で自分のろうそくをお持ちください)
ミサ中、成人の洗礼式と堅信式があります。

復活の主日 "Easter Sunday"
3月27日(日) 7:30, 10:45 からミサがあります
17:00 晩課の祈り (※夕方のミサはありません)


KL中心部及び周辺の教会のスケジュールは
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詳しくはそれぞれの教会サイトをご覧ください

お庭に等身大の十字架の道行きのある Church of St. Francis of Assisi, Cheras の
聖金曜日の十字架の道行きは
3月25日(金) 8:00  英語
      9:00  マレー語
      10:00  北京語
      11:00  タミール語
その後聖金曜日の典礼 英語は15:30からと 19:00から

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カトリック教会にとって、1年で一番大切なとき、「聖週間」が始まりました。
特に聖木曜日からの過越の聖なる3日間は、各地の教会で典礼が行われます。
主の受難を思い起こし、復活を祝います。この3日間はできるだけ教会の典礼に
あずかり、わたしたちのために苦しみを受け、新しいいのちを与えてくださった
主イエスを近くに感じ、祈りのうちに過ごしましょう。

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KLのスーパーマーケットにも並ぶイースター用の卵形のお菓子類

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