クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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聖体行列 Eucharistic Procession



5月29日(日) キリストの聖体 The Feast of Corpus Christi の祭日として
KL St. John's Cathedral では、 17:00 からのロザリオの祈りに続いて
17:30 から晩の祈りと18:00 からのミサの後、19:30 より聖体行列を行いました。

教会の外を出て、一般道Jalan Bukit Nanas から 司教館の前を通り
Jalan Raja Churan に出てTelekom Muzium 前を行進して教会に戻りました。

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今日祝う「キリストの聖体」の記念祭儀が定められたのは、13世紀のことです。
教皇ウルバノ4世が教令を発布した1264年から、この祭日はローマ教会全体で
祝われるようになりました。世界各地では、この日聖体行列を行うところも数多く
あります。この祭日の目的は、人類に対する神からの恵み、愛の結晶である
「聖体の秘跡」について公に感謝することです。
聖体の秘跡に集約されるキリストの恵み、キリストの体をいただくこの恵みの深さは
生涯味わいつくすことができないでしょう。
しかし、この日特にこれを覚えて記念するのです。
                     (女子パウロ会Laudateサイトより)

イスラムの国・マレーシアですが、宗教の自由は憲法で保障されています。
国民の人口の12%から15%はクリスチャンで、街には各宗派の教会堂も
多く見られます。
キリスト教・教会・キリスト者も一般社会の中でなじみ深く認識されており、
仏教徒・イスラム教徒・ヒンズー教徒などの他宗教の方からも理解され、
敬意が払われています。

ミサの時間には、どこの教会も鐘が高らかに近隣に響き渡り、鐘の音に騒音の苦情を
示す方はいません。
今回の聖体行列も、中心部の車通りの多い道路で行われましたが、
こういった他宗教の宗教行事にも寛容で、お役所の使用許可が下りるだけでなく、
近隣住民や社会全体が、他宗教や他者に寛容な国であることがうかがえます。

聖体の秘跡に感謝し、それを公に表すマレーシアでの この "聖体行列" は
大変美しく、意味深い行進でした。