クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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エキュメニカル合同礼拝


マレーシアのカトリック新聞にあたる 週刊 "HERALD" 紙 6月5日(日)号に、
"キリストにおいて一致への招き" として、エキュメニカル合同礼拝が、
Cheras の St. Francis of Assisi カトリック教会で開催されたという内容の記事が
載っていました。
日本でもエキュメニカル合同礼拝は行われていますが、ここマレーシアでも
同様の活動は定期的に行われているようです。

"Called to be one in Christ"

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内容
"私はカトリック…" "私はプロテスタント…" "私は正教…" などと、私たち
キリスト者は話すが、私たちはキリストにおいて一つであり、"教会"として共に
呼び出しをされている。
エキュメニカル活動 (PMEIA) の担当教区である、Cheras の St. Francis of Assisi
カトリック教会は、去る5月15日エキュメニカル合同礼拝を主催した。
4年目となる今回は、世界中の教会で祝う "キリスト者の一致への祈り週間" に
合わせ、"キリスト者の一致" の意向でともに祈りをささげるため、同Cheras 地区や
周辺の各宗派のキリスト教会を招いた。

今回コーディネーターをつとめた Kajang のHoly Family 教会もそうだが、様々な
宗派のキリスト教会が集まった。参加者は、Charis Sanctuary教会のLooi 牧師、
Full Gospel Assembly 教会の Robert牧師、Tamil Methodist教会の Timothy牧師
Puduの bethel Baptist 教会の Margaret さんなど。そしてカトリック教会からは
St. Francis of Assisi 教会主任司祭である Andrew神父が議長として参加した。
Infant Jesus 修道会のシスターAgnesをはじめ、この修道会のシスターたちも
多数参加した。

色々な宗派のキリスト教会が、一致を目指して集まり共に祈ることは、今に始まった
ことではなく、2008年には"キリスト者一致への祈り週間100周年" を記念している
この合同礼拝で使用した祈りの資料は "教会の信仰と聖職者の世界委員会" と、
バチカン発行の "キリスト者の一致を推進するための教皇委員会" が1966年から
共同作業によって作っているものだ。

今回のテーマは、"地の塩、世の光となる、主の偉大なみ業を宣言する" で、
このテーマを表す象徴的なものとして、塩の盛られた器、灯されたろうそく、
そして聖書の3つが、合同礼拝式の冒頭、入祭の際に運ばれた。
各教会の牧師たちとともに、Margaretさんやシスターたち、Andrew神父も
礼拝の随所で参加した。Andrew神父は、私たちが地の塩・世の光となるよう
キリスト者としての役割ということを強調する説教をした。
礼拝の合間には各言語で聖歌が歌われた。この歌声のハーモニーはさまざまな言語の
聖歌隊による演奏というだけでなく "一致" という言葉を文字通り実現させた。
合同礼拝式の最後に、私たちの共通のミッションとして、牧師やシスターの方々、
それにAndrew神父が、灯されたろうそくのもとに進み、塩をひとつまみ取り、
今回のテーマをまた再確認させた。このシンボルはこの合同礼拝式のハイライトと
なった。
最後はお約束の記念撮影と、このSt. Francis of Assisiカトリック教会の敷地内で
食事がふるまわれ、参加者全員の懇親の機会を通して、この "一致" の精神を
さらに固いものにした。                                                                
                                   以上


                                   キリストにおいて私たちは一つ
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わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、
わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。(ヨハネ15:5)