クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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聖マリアの誕生 Nativity of the Blessed Virgin Mary


今日9月8日は、大きな祝祭日ではありませんが、
カトリック教会では伝統的に "聖マリアの誕生" を祝う習慣があります。

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"聖マリアの誕生" とは…
9月8日に聖マリアをたたえる習慣は、エルサレムではじまったと言われています。
5世紀に建てられた聖アリア誕生の大聖堂で、この祝日が祝われていました。
ダマスコの聖ヨハネは、「さあ、すべての人よ、全世界に喜びをもたらした方の
生まれた日を、喜び歌いましょう。……今日、全世界に救いの扉が開かれました」と
言っていますが、今日の典礼はまさにこの言葉の反響のようです。
入祭唱に「正義の太陽キリストの母、おとめマリアの誕生を喜び祝おう」とありますが
マリアの誕生を祝う今日、特に全世界のための平和を祈り求めましょう。
                 
ミカ5:1-4 では、新しい指導者は「エフラタのベツレヘム」から出ると
言われています。
また、「彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる」とも言われています。
神の救いのご意志は、永遠にまでさかのぼり、神は必ず救い主を遣わされるという
確信が表明されています。
この者こそ、まさに「平和である」方です。この方は、マリアの子としてベツレヘムで誕生されます。

ローマ8:28-30 の朗読では、「何を私たちが知っているか」からはじまります。
つまり、「御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くと
いうことです。すべてが救いのご計画のために働きます。
神は人を前もって明確な目的、「御子の姿に似たものに」するというご計画で、
創造されています。キリストを長子とする家族が完成するのです。
一人ひとりは前もって知られており、神のご計画に含まれています。
今日の結びでは、神の救いの働きは、神が「あらかじめ定め」→「召し出し」→
「義とし」→「栄光をお与えになる」との一連の動き、ダイナミックさで描かれて
います。
私たちが知っているのは、このような救いのご計画であり、この中にマリアを
はっきりと位置づけしてみてみるのはどうでしょうか。

福音朗読は、マタイ1:1-16, 18-23 "イエス・キリストの系図" と、
"イエス・キリストの誕生" の箇所です。
イエスを世にもたらしたマリアの誕生日は、全世界の希望と救いのはじまり
なのです。
ですから、今日はマリアの誕生を喜び祝うことによって神を賛美するのです。
                    (Laudate 女子パウロ会サイトより抜粋)

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「見よ。おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」
                                                                                          (マタイ1:23)

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