クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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世界難民移住移動者の日 World Day of Migrants and Refgees


世界中のカトリック教会は、毎年9月の第4日曜日を "世界難民移住移動者の日"
" World Day of Migrants and Refgees" (Migrant Suday) としています。
今年は9月25日(日) になります。

「世界難民移住移動者の日」は、国籍を超えて、真の信仰共同体を築き、全世界の人々と「ともに生きる」決意を新たにする日です。

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マレーシア、特に大都市クアラルンプールでは、もともとの多民族国家に加えて
さまざまな国からの移住者も多く、毎年この日 St.John's Cathedral は、まるで
国際的なお祭りのようなにぎわいです。
私たち日本人コミュニティも、この移住者の中に入るわけで、日ごろより
地元の方々からは親切にしていただき、歓迎されていることに大変感謝しています。

西欧諸国からだけでなく、アフリカ諸国・ミャンマー・ベトナム・フィリピンなど
からの共同体も活動的で、文化交流だけでなく、具体的なサポートプログラムなども
積極的に行われます。
異なった言語、習慣、文化、背景、事情のキリスト者はこの日、キリストのうちに
一致することを再確認し、共にここで生きるため祈り、励まし合います。


今年2016年、第102回 世界難民移住移動者の日 のテーマは
「わたしたちに問いかける移住者と難民。いつくしみの福音の応答」
"Migrants and Refgee Challenge Us. The Response of the Gospel of Mercy"

・教皇メッセージ日本語全文はこちら (カトリック中央協議会サイトより)

・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・カトリック中央協議会
 担当委員司教からのメッセージ

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・日本のカトリック中央協議会 松浦悟郎司教のメッセージ全文

「移住者と難民の現実は、私たちのあり方を問う」

教皇フランシスコは、今年の難民移住移動者の日のテーマを、「わたしたちに
問いかける移住者と難民、いつくしみの福音の応答」としました。この背景には、
2015年末時点で紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数が6530万人となり、
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が統計を取り始めてから最多となった現実が
あります。教皇は、これはもはや「構造的な現実」であり、「今日、いつくしみの
福音は以前にも増して良心を揺さぶり、他の人々の苦しみに慣れてしまわないように
働きかけている」と指摘しています。また、移住者も受け入れ側の人々も、異なる
文化の交わりで変化を求められますが、それを「真の発展を阻むものとしてでは
なく、人間的、社会的、霊的な真の成長をもたらす機会として受け止める」ようにも
促しています。
すべての人が世界のどこにあっても、そこが「自分の家」であり、人類家族の一人と
して共に生きられるよう祈りましょう。
2016年9月25日
日本カトリック難民移住移動者委員会
委員長 松浦悟郎


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