クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2016年 待降節 その1



待降節 "Advent" に入っています。2016年の待降節第1主日は11月27日(日)、
待降節第2主日は12月4日(日) でした。朗読個所はA年に入りました。
St. John's Cathedral でも馬小屋の準備が進んでいます。

11月27日(日)の待降節第1主日のようす まだ空っぽの馬小屋
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12月4日(日)の待降節第2主日のようす 馬とろばが登場
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アドベントキャンドルは2つ目が灯りました
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待降節とは…、
待降節は11月30日、もしくはそれに近い主日の「前晩の祈り」にはじまり、
主の降誕の「前晩の祈り」の前に終了します。
待降節を守る習慣は、5世紀ころからはじまったといわれています。
ご公現の祝日までの40日間を四旬節の期間にならっていました。
後に、キリスト誕生の準備期間とされ、現在の4つの主日になりました。
教会は、待降節をキリストが誕生された日、クリスマスを待ち望み準備する期間として過ごします。また、待降節の前半は、終末におけるキリストの再臨に私たちの心の
目を向けさせる終末的色彩の濃いときでもあります。
歴史は、人間の数限りない神へのそむきと、それにもかかわらずたえず人に回心を
呼びかける神のいつくしみとで織りなされていますが、まさに、待降節はこの人間の
罪の闇と、いつも人間を受け入れてくれる神の愛のあたたかさのコントラストが最も
はっきりしている季節です。
この待降節中に読まれる聖書は、第1朗読の旧約聖書では、救いの日の訪れを告げる
預言書が読まれます。
第2朗読では、主の再臨を待望するにあたっての教訓、勧告をのべた箇所が読まれ
ます。
福音書では、終末における主の再臨や第一の来臨を準備した洗礼者ヨハネの記事など
から選ばれています。
待降節の典礼色は紫色です。待降節第3主日には、バラ色を用いることができます。
アドベント・カレンダーやろうそくは、私たちの心にキリストを待ち望むことを
呼びかける助けとなっています。      
                      (Laudate 女子パウロ会サイトより)

多民族・多宗教国家のマレーシアは、国の主な宗教であるイスラム教だけでなく、
人口の12-15%もいるクリスチャンや、他の仏教、ヒンズー教などに対しても寛容で
憲法で信教の自由が認められているだけでなく、宗教は国や社会や人を高める善き
ものとして、特にキリスト教とキリスト者は尊重・尊敬されています。
国からはキリスト教会に対しても補助金が出るほどで、私たち日本人キリスト者も
イスラムの国と云われるここマレーシアでは自由で居心地がよく、感謝です。

この季節、街中には聖歌が流れます。
"まきびと" "Noel Noel" の歌詞、"…born is the King of Israel…" も違和感なく
流れ、真夏のクリスマスシーズンをどの宗教の人も一緒に楽しんでいます。

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華やかな街のクリスマスの飾りつけ
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私たちも、主の降誕・クリスマスを準備して待ちます。