クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

KL Japanese Catholic Community official site

2017/4/9 祈りと分かち合い

 
2017年の聖週間が始まりました。
 
2017年4月、1回目の KLカトリック日本人コミュニティ "祈りと分かち合い" は、
受難の主日 (枝の主日) の4月9日(日) にKL St.John's Cathedral パリッシュホール内教室で行いました。
 
この "分かち合い" は、イエス・キリストとの出会い、彼の弟子となり彼の友となる
ことをテーマとし、イエスとの人格的な出会い、特にこの方が私にとって何者なのか
私の人生とどういう関係があるのかをそれぞれが探していく旅を続けています。
 
まず "主の祈り" で皆で一緒に初めの祈りをしました。
5月に出産予定の私たちの仲間、そして今日主席していないメンバー全員のため、
私たちの主キリストによってここに集められたことに感謝しつつ、心を一つにして
お祈りしました。
 
そしてこの日は、"教会" とは?をテーマに分かち合いをしました。
福音書からは、"教会の姿" として書かれている、マタイ18章のみ言葉を味わい、
"エフェソの信徒からの手紙" からも、 "教会" について書かれたの箇所を
いくつか朗読していきました。
 
建物や組織という意味にとどまらず、私たち自身が "教会" であり "神の民" であり、
"いわば秘跡" である "教会共同体" の始まりや特徴を見ながら、
キリストの体である、"教会共同体" に属する私たちの "教会" の意味を、
もう一度深く意識し、私たちが教会共同体の一員としていただいている "恵み" や
"救い" についても分かち合いをしました。
 
以下は、その分かち合いの一部です。
 
① 洗礼を受ける前、初めて訪ねた日本のとある教会は、その日ちょうどマリアさまの祝日のバザーの日だった。それまでは、教会の人たちとはどんな方の集まりなのか
少し不安に思っていたが、そこでの人たちは輝いて見えた。その後その教会に通い始めた。
 
② ミサはもちろんだが、教会に行くと、"人とのつながり" を感じる。いつも力をいただき、一緒に喜ぶことでその喜びは倍加する。
 
③ 異国マレーシアに来たばかりの頃は、まだ友達もおらず一人孤独だった。こちらでの奉仕活動を通して、ローカルや日本人との "つながり感" が持てて幸せだ。
 
④ マタイ15:18 "兄弟の忠告" を朗読したが、当地の習慣や子供の教育事情の違いなどから、忠告の難しさを感じる。ミサ中に携帯を鳴らす人、子供の飲食、服装規定など、お御堂内に掲示されたルールを守らない人がいて、祈りに集中できない時があるが 平和の挨拶 "主の平和"  で目を合わせて挨拶すると不思議にそのいらいらが消えて赦すことができる。ミサの力、聖霊の働き、教会家族としての兄弟の恵みは大きい。
 
⑤ 日ごろあまり意識しない "教会共同体" の姿だが、この分かち合いによって、深い意味を確認できてよかった。日ごろあまり参加しない方も含めて、私たちのコミュニティ(共同体)も、"人のつながり"によって成り立っているのだと改めて認識した。
 
最後に、この日お誕生日を迎えたメンバーのリクエストで、
マレーシアの教会でもよく英語で歌われる "あめのきさき" を日本語で歌い、
お祝いと感謝のうちにお開きになりました。
 
私たちの教会は、普遍の教会 (カトリック教会) ですが、こちらでは私たち
KLカトリック日本人コミュニティ (KL Japanese Catholic Community) は正式に、
カトリック クアラルンプール大司教区 (Archdiocese of Kuala Lumpur) 並びに、
小教区のクアラルンプール セントジョンカテドラル (KL St. John's Cathedral) に、
所属・正式登録しています。
 
マレーシア・シンガポール・ブルネイカトリック中央協議会公式名簿
イメージ 1
 
 
 
日本のカトリック中央協議会にあたる、マレーシア・シンガポール・ブルネイ中央協議会は、近隣3か国合同で成り立っています。
イメージ 2
 
 
 
マレーシアは全部で9つの司教区から成り立っています。その一つがKL大司教区
イメージ 3
 
 
 
KL大司教区内の外国人共同体の1つに、"KLカトリック日本人コミュニティ" が
位置しています。
イメージ 4
 
 
このように私たちは、外国人なおかつ少数人数の共同体であるにもかかわらず、
正式に共同体の一員としてこちらで受け入れてくださったことに感謝しています。
 
ですから、クアラルンプール大司教区のジュリアン・リュウ大司教様、
小教区のクアラルンプール セントジョンカテドラル主任司祭のモンシニョール
レオナルド・レクソン神父様との親交はもちろん、クアラルンプールのカトリック
教会関係のすべての方々、そして当地のローカルの信者さんたちとは、
主キリストにおいて兄弟であることから、彼らとの"かかわり" や "つながり" を
とても大切だと考えています。
 
私たちには言葉のハンデ、英語でのコミュニケーション能力の問題はあります。
ですが聖霊の働きと導きを信じ、今後もクアラルンプール共同体の一員として、
ひとつひとつの私たちの活動についても、担当司祭に相談し、指導を仰ぎ、
これまで通り報告してゆきます。
 
同時に、教区での奉仕や教会活動などを通して、地元の教区共同体の人たちとの
つながりを大切にし、優先していくつもりです。
 
 
次回の "祈りと分かち合い" のスケジュール等、につきましては、
当ブログ内 "連絡先" に記載されている連絡先に、お気軽にメールで
お問い合わせください。
 
イメージ 5
 
 
二人または三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいるのである。(マタイ18:20)