クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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求道者の待降節第三主日 人生初ミサ


神さまの愛に気づき、イエスと出会い、善き知らせを受け入れ、さらに神さまのことをもっと知りたい、イエスと親しくなりたい、教会に行きたい、洗礼も受けたいと、信仰告白している求道者ですが、日本に本帰国の前に、ここマレーシアでミサに是非行ってみたいとの希望がありました。

クリスマスと年末年始は一時帰国して日本で過ごす予定の忙しいスケジュールであることから、クリスマス一週間前の12月17日、待降節第三主日に一緒にミサに与ることとなり、私たちのコミュニティからも何名かミサに同行しました。

神さまがすべて整えてくださった、記念すべき人生初ミサ・聖体祭儀です。
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KL St. John's Cathedral は、クアラルンプールの中心に位置し、LRT Masjit Jamek 駅にも近い Jalan Bukit Nanas に位置しています。
隣には、有名なSt.John's International School があり、マレーシアの現首相ナジブ首相の出身校でもあります。タクシーの運転手さんなど地元の方には、教会よりも学校の方が有名なので、St.John's International School と言った方が場所がわかりやすいようです。

10時45分からの朝のミサの前には、ロザリオの祈り、そしてアドベントキャンドルを灯す前の祈りが続きます。
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待降節第三主日のこの日は、馬小屋は三賢王までが飾られていました。
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マレーシアのミサはいろいろな言語で行われますが、私たち日本人が通常与るミサは英語版です。
祭壇の両脇には、ご聖体の赤いろうそくが灯っています。

待降節中の祭服の色は紫ですが、この第三主日は "喜びの主日" として祝われ、主任司祭のレオナルド神父様は、伝統的なバラ色の祭服で司式をなさいます。
日本の教会ではあまり見ない、鮮やかなきれいなバラ色です。

日本の教会では、ご聖体拝領の列に未信者も並び、司祭から祝福をしていただけますが、どうやらこれは、日本特有の習慣のようです。

ミサ中は、ミサそのものを大切にし、聖体拝領では聖体のみに集中する。ミサ中に個人の祝福は行わないという主任司祭レオナルド神父様の方針で、未信者への祝福は、聖体拝領中は行わず、個別にミサ後に神父様にお話ししてお願いすることになります。

国や神父様によってご方針は色々かとは思いますが、海外で未信者の方が聖体拝領の列に並び、日本のように祝福していただく習慣はほとんど見かけませんので、希望される方は、前もって司祭か聖体奉仕者の方にお尋ねになり、確認された方がよいと思います。

というわけでミサ後、神父様のところにごあいさつに行き、求道者の最近の様子をお話ししました。以前より神父様には、この求道者のことを報告しています。
彼へのフォローアップは、本帰国が迫っているので日本の最寄りのカトリック教会に連れて行き、日本で司祭につなぐことも了承していただいています。

この求道者が、こうして直接神父様とお話しするのは初めてです。未信者だった彼が、私たちKLカトリック日本人コミュニティの分かち合いを通じて神様と出会ったことを大変喜んでくださり、満面の笑みで "Praise God! Praise God!" と繰り返していらっしゃいました。
あらためて直接本人に名前をお聞きになり、レオナルド神父様からは直接、丁寧なお祈りと祝福をしていただきました。
私たち共同体も彼への祈りと祝福に立ち合い、一緒に力強くアーメンと声を合わせ、皆喜びに満たされました。

求道者の人生初ミサにご一緒できて、主任司祭からは祝福していただき、一緒に喜んでくださり、文字通り私たち共同体にとっての "喜びの主日" となりました。
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わたしは主によって喜び楽しみ わたしの魂はわたしの神にあって喜び踊る。主は救いの衣をわたしに着せ 恵みの晴れ着をまとわせてくださる。花婿のように輝きの冠をかぶらせ 花嫁のように宝石で飾ってくださる。(イザヤ61:10, B年待降節第三主日第一朗読)