クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2017/12 祈りと分かち合い (求道者その16)

 
先日、初めてミサに与り、主任司祭のレオナルド神父様から祝福していただけたことに、満面の笑みで喜びを表した求道者ですが、本帰国も迫り、忙しい日々を送られています。それに加え、年末年始の帰国・家族の本帰国・仕事の引継ぎなどで、日本とマレーシアを短期間に行ったり来たりのスケジュールとなり、大変お忙しそうです。
 
そんな中、本人からはできるだけ時間を見つけて、聖書を一緒に読みたい、分かち合いを続けていきたい、との積極的な要望が出ています。
イエスさまとの交わりの時を大切に思っていらっしゃいます。
聖霊が目の前で働く姿に立ち会えて、神を賛美するほか言葉がありません。
 
まず、アヴェ・マリアの祈りをご一緒にして、初めの祈りとしました。
その後、使徒信条を一緒に声に出して読みました。
これまでの分かち合いの中に出てきた言葉がいくつかこの使徒信条の中にあることに求道者の方が気づかれたようで、この内容を詳しく知りたいとのことでした。
詳しいことは本帰国後、日本の神父様にお願いするとして、私たちは聖書のみ言葉をまず読み、それぞれにいただいた恵みを分かち合うことにしました。
 
この日は、イエスの受難と死・復活のその3として、"イエスの昇天・聖霊降臨" のみ言葉の箇所の朗読、そして教会の誕生について分かち合いをおこないました。
初めに、マタイ福音書と使徒言行録からそれぞれの関連個所のみ言葉を読みました。
主は、私たちと共におられます。
 
イエスから使徒継承の唯一の教会が普遍(カトリック)の教会であり、長い歴史の中での人間の罪や社会の政治的なエゴでさえ、神さまがすべてよきものに変えてくださり、現在も時を超えて世界中に存在し続ていること、それゆえ教会そのものが秘跡である事など、様々な視点から "教会" について分かち合いました。
 
求道者は、これまでの分かち合いの内容や、先日のミサでの経験が重なり合い、だんだんと信仰が生まれ、ご自分の中で一致を見たようでした。
その歴史の長さと重み、神さまの慈しみの大きさに唸っていました。
"聖霊の働き" と私たちキリスト者がしばしば言いますが、その聖霊ということがずっとわからないままでいた求道者ですが、この歴史の証しから少しずつ実感し始めたようです。
 
イエスさまとの距離が縮まり、親しみが増してきたたこの求道者の方ですが、日本に本帰国後、最寄りのカトリック教会に通うのを楽しみにしているようです。
"洗礼" を受けたいとの信仰告白をすでに何度かされています。
具体的に洗礼までどのくらい時間がかかるのか、教会の入門講座はどういう感じかなどの、大変具体的な質問が出ています。当人は希望が膨らみ、ワクワクしているようでした。
 
神に感謝。
日本の神父様、どうぞよろしくお願いいたします。
 
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イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければだれも父のもとに行くことはできない。(ヨハネ14:6)