クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2018/3 祈りと分かち合い

 
今月の日本語による "祈りと分かち合い"は、KLカトリックコミュニティが所属しているKL St.John's Cathderal 敷地内の教室で行なわれました。
 
この日は、フィリピンからたくさんのシスターの方たちが会議にいらしていました。
私たちにもGood afternoon! と気さくに話しかけられ、笑顔のシスター方は、お花がぱぁっと咲いたような華やかさがあります。その笑顔は、福音の喜びから来ているのでしょう。美しく素敵な笑顔でとても印象的でした。
 
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いつも私たちコミュニティのためにお祈りと応援をしてくださっている主任司祭のレオナルド神父様にもご挨拶しました。
事務所メリナさんも、私たちコミュニティには特に親切に面倒を見てくださいます。
それは私たちが大きく強い無敵のコミュニティではなく、むしろ小さく弱く、でもイエスさまと確実につながっていて、イエスの衣の裾をつかんで一歩一歩ついて行こうとする私たちの姿勢を感じ取ってくれているからかもしれません。
 
私たちは主日の朗読箇所と、その解説として晴佐久神父様お説教集「福音の村」を使い、分かち合いをしています。分かち合いの司会進行役は、信徒が順番に行っています。
司会者は事前に、どの主日をテーマに使うかを選びます。
当日は、初めの祈り、朗読の順番の割り当て、分かち合いの振り、終わりの祈りとして聖歌を選ぶ、という簡単な段取りになっていて、今年秋に計画されている「アジアで一緒ごはん」合同黙想会の準備も兼ねています。
司会者が自分で使う箇所を選び、それを皆で分かち合っていくという形は、司会者の信仰や個性が表れます。それによってそれぞれの新たな気づきにもつながり、お互いがよい刺激と励ましになっています。
 
この日は1月14日 年間第2主日(B年)が選ばれました。
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お説教集「福音の村」のタイトルは「神はたたりません」です。
 
主日の「聖書と典礼」は、KLカトリック日本人コミュニティをサポートしてくださっている日本の教会の方から、応援の意味でご好意で毎月翌月分一括をいただいているものです。
このようにたくさんの方々のお祈りとサポートによって、異国マレーシアにおいて日本語でのカトリック共同体があることに大変感謝です。
 
海外で貴重なこの「聖書と典礼」は、KLカトリック日本人コミュニティはもちろん、シンガポールカトリック日本人グループさんにも写真でシェアして、英語や他国語のミサに与る海外在住の多くの信徒の方々に役立っています。
(必要な方は「何月何日の聖書と典礼を求む」とご連絡ください。写真をお送りします)
 
まず四旬節中にあたるこの日は、日々どんな風にそれぞれが四旬節を過ごしているか分かち合いました。そしてよい準備が送れるように、マリア様のとりなしを願ってアヴェ・マリアの祈りから始まりました。
次に「1/14聖書と典礼」から、第一朗読、答唱詩編、第二朗読、福音朗読と、順番に読み進めていきました。
途中でわからない言葉などは、聖書と典礼の下部に記載されている解説もひも解き、分かち合っていきます。
そして、朗読した聖書のみ言葉から気づいたことを分かち合い、さらに晴佐久神父様のお説教から関連部分を読み、分かち合いを進めていきます。
 
・神とつながるスイッチをいつもオンにしていないと呼びかけは気づかないだろう。気づかないと、さらにその人に何かアラートを出すかもしれない。
・神の呼びかけに「はい私はここにいます」と答える。
・すべての人に神は語りかけているのだろう。
・わからない、気付かないのはもったいなさすぎる。やはり気づいた方がよい。
・とらわれているものから自由になり、神に心を開くには、自分がとらわれていることを知る必要がある。誰でも性格に傾向があり、そのとらわれを知るのは有効な手段と思う。
・神と一体になり、聖霊に包まれれば恐れはなくなるのだろう。神父様がおっしゃるように「たたり」などはない。そう思い込み、恐れることが私たちの罪なのだろう。
・第二朗読のパウロの言葉のように、神は私と共にいるという意味は私の内に住まわれているということを感じる。それは私にとって救いになっている。
・福音朗読では、イエスが私たちに「何を求めているのか」と尋ねている。私たちも答えたい。イエスについて行きたい。
 
終わりの祈りとして皆で「あめのきさき」を歌ってこの日はお開きになりました。
 
言葉も習慣も慣れない海外生活ですが、日本語を話す司祭や修道者はここマレーシアには1人もいません。そんな中、聖書を1人寂しく読むのではなく、母国語日本語で聖書を一緒に読み、そしていただいた恵みを分かち合い、祈り励ましあえる共同体の存在は大変ありがたいです。神に感謝。
 
次回の分かち合いの日程は未定です。追ってSNS等でお知らせいたします。
 
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イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。(ヨハネ1:39)