クアラルンプール(KL)在住中に私たちの分かち合いに加わり、イエスさまとの出会いを体験し、洗礼を受けたいとの意志を示され、今年2月に本帰国した後も日本で最寄りの教会に通うことを希望されていたHさんご家族の近況です。
十字の切り方から始まって、イエスさまをもっと知りたいと、ここKLで参加した分かち合いは計17回にも及びました。
当ブログ書庫別の "求道者との分かち合い" に17回分を記録しています。
(分かち合い 求道者 その17 最終編)
本帰国に当たっては、私たちの誰かが転居先の新しい教会に本人と同行して一緒にミサに与り、神父様や教会の方々にご挨拶する形がよかったのですが、なにぶん5000kmも離れた遠方のため、簡単に同行することはできませんでした。
それで、KLから教会にまず直接お電話して、代表の方と神父様と両方にHさんのこれまでのKLでの状況をお話しし、私たちはそちらに同行することはできないが、Hさんが近々1人で初めてそちらの教会に伺うのでよろしくとお願いしました。
電話での印象は、神父様はとてもやさしく穏やかな感じ、教会の方も若い方で気さくな印象が感じられ、神さまが若いHさんのためにすべて道を整えてくださっているという確信を得ました。Hさんにそれを伝えると、次の日曜にミサに行ってみますとのことで私たちも安心し、引き続きKLでは私たち皆でHさんのことをお祈りしていました。
そんな中、私たちの1人が偶然、日本のこの地を日曜日に訪問する機会を得ました。
本人とご家族が大歓迎してくださり、一緒にミサに行きましょうとのこと。
それまでに、すでに1人で2~3回ごミサに与ったとのことでした。
このカトリック浜松教会は、横浜教区に属しています。
湖にも近く、美しい田園に囲まれた緑豊かな住宅地の中にあります。
この教会には、ブラジルやアルゼンチンなど南米の方々がたくさん在籍し、日本人も若い方々が中心となって活動している活発な教会です。
日本語のミサはもちろん、スペイン語のミサもあり、日曜の朝のミサは国際ミサ(言語ミックス)で行われる国際色豊かな教会でもあります。
山野内神父様はサレジオ会の神父様で、アルゼンチン在住が長く、スペイン語が堪能なやさしい神父様です。
求道者のHさんは聖書の箇所やお説教の内容にもとても興味を持っていて、この日の箇所はKLで分かち合いしましたよねと、よく覚えていて嬉しそうな顔をされました。
山野内神父様、教会委員のTさん、そして求道者Hさんのカテキズムを担当してくださる Iさんとも、本人を交えて色々な話をすることができました。
本人は、新しい土地の知らない教会に1人で通うことに当初は不安があったようですが、イースター後に本格的に洗礼準備コースを神父様のご指導の下、Iさんが自分のために個別に始めてくれることになり、たくさんの方が関わり、また祈っているということを知って、とても喜んでいました。
昼食を共にした後は新居にも招かれ、ご家族とも久しぶりに再会しました。
まずはHさんが洗礼準備の入門講座に通い、その後ご家族も続きたいとのことです。
ご自身の洗礼式には、KLからも来ていただけたら嬉しいですと顔をほころばせていました。
桜の花が満開の美しいこの時期、日本での再会の恵みは、神さまの栄光と救いの喜びを表しているようでした。
イエスは言われた。わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとにいくことができない。(ヨハネ14:6)