クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2018/7 祈りと分かち合い

 
長くお目にかかっていなかった日本人信徒の方から、今月突然ご連絡が来ました。
 
色々な事情があり、教会から離れていた、また体調を崩して日本に帰国していたりしたが、最近になってカトリック教会に関係することや、神さまやマリアさま、聖人たちとの出会いなどの偶然のような出来事が身近に立て続けに起こり、祈ったり聖書を読んだりする機会にも自然と恵まれ、カトリック教会に再び通うようになったとのことでした。
 
St.John's Cathedral お御堂の袖 Fatima Wing での幼児洗礼式 Infant Baptisms
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それらの不思議な体験を通して、信徒同士でないとなかなか分かり合うことができない深いことを話したり分かち合ったりしたいという気持ちや、信仰を深めるためにはどうしたらよいだろう、信徒同士の交流はどのようにしているのかなどの疑問が次々にわいてきたそうです。
 
ヨブ記を読む機会もあり、これまでのことを振り返ってみると、マリアさまがご自身に特別な取りなしをしてしてくださっている恵みに気づいた、そして深い部分も分かち合ってくださいました。
 
主任司祭レオナルド神父様による呼名
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私たちはこれまで「イエスとの出会い」「私にとってイエスは誰なのか」をテーマに共に祈り、み言葉を味わい、分かち合いを続けてきました。
神さまと自分との関係を探す旅、イエスは私にとっていったい誰なのか、を見つける旅でもありました。
 
個性的な洗礼盤と復活のろうそく
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この方がもっと深く知りたいと感じている「信仰」ということについて、パウロの書簡から、いくつかみ言葉を読み、分かち合うことにしました。
まずは、思いがけない再会の恵みに感謝して「主の祈り」と「栄唱」を一緒に唱え、初めの祈りとしました。
 
朗読箇所は、Ⅱコリント1:21-24 と エフェソ 1:10-14 を選びました。
この中で特に、神が油を注いでくださった・私たちに証印を押して・保証として私たちの心に"霊"を与えて・相続者とされ・聖霊で証印を押され・御国を受け継ぐための保証・神のものとなり・の言葉に注目し、この意味を深く味わい、それから気付いたこと感じたことを自由に分かち合っていきました。
 
以下、その分かち合いの一部です。
頑張って祈っているのに神さまに伝わっていないのではないかとの不安がずっとあったが、神さまの方から自分に証印を押され、相続人であるという気づきがあった。
信仰を深めるには "喜び" がキーワードになると思う。日本人は性格的にまじめで悲観的になる傾向があるが、福音を喜び、神を賛美することを忘れてはいけないと思う。
今日朗読したみ言葉が、現実に起こっている内容と同じであることに驚き、私たちの人生のすべての出来事に神が介入されていることを感じた。
 
加えてパウロが書いている "喜び" について "いつも喜んでいなさい" の箇所、Ⅰテサロニケ1:16-19 も朗読しました。
 
終わりに、このところ特に祈っていただいているマリアさまに感謝の意を込めて、アヴェ・マリアの祈りを皆で一緒に唱え、この日はお開きになりました。
 
よくわからないことも含め、すべてを神さまに委ね、神さまのご計画と皆で受け止めました。不思議な不思議な再会の日となりました。
 
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わたしたちとあなたがたとをキリストに固く結び付け、わたしたちに油を注いでくださったのは、神です。神はまた、わたしたちに証印を押して、保証としてわたしたちの心に"霊"を与えてくださいました。(Ⅱコリント1:21-22)