クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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KL Japanese Catholic Community official site

2018年の実りと恵み、つながりに感謝


早いもので、2018年も残り僅かとなりました。

今年もまた、私たちKLカトリック日本人コミュニティには、たくさんの新しい出会いとつながりがありました。
そして、これまでの出会いやつながりの積み重ねが、今年はさらなる大きな実を結ぶこととなりました。これらの恵みが実りとなり私たちに与えられたことは、1人1人にとって、大きな喜びとなりました。

今年の、アジアで一緒ごはん合同黙想会は、本当に素晴らしい体験でした。
神さまがくださった、まるで奇跡のような、この貴重な機会にかかわることができたことに、一同大変感謝しています。
そして、東南アジア各国のカトリックの方々との出会いと親交は、これで終わりではありません。今年始まったこのつながりは、これからさらに育まれ、大きくなっていくことでしょう。

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晴佐久神父さま、日本の巡礼団の皆さま、シンガポールの方々、バンコクの方々、そして香港の皆さま、ありがとうございました。
私たち東南アジアの日本人カトリックは、たとえ司祭がいらっしゃらなくとも、連絡を取り合い、一緒ごはんの機会を持ちます。

私たち日本人カトリックがここKLで小教区所属になってから、初の日本語ミサも今年実現しました。
そして、アダム神父様司式によるKLでの日本語ミサを通して、KLのローカルカトリックの皆さんからの支えと、ネットワークも広がってゆきました。

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アダム神父さま、シスターチン、リーさんご夫婦との出会いと、さらなるローカルカトリックとのつながりに感謝です。

今年2月に本帰国した求道者Hさんは、来年復活祭での洗礼を目指し、現在日本の教会で準備を進めています。
遠く離れたKLから、私たち皆心ひとつにして、お祈りを続けています。

また今年の中ごろに私たちとの出会いで、まったく初めてカトリック教会を訪れた方は、私たちの入門講座のテキストを使った分かち合いを通して、現在受洗の希望を表しています。
来年、具体的な洗礼準備のために日本の最寄りのカトリック教会につなぎ、ここに通う予定です。
こちらも大変大きな喜びです。私たち皆で心を一つにお祈りしています。

一方、信者同志の分かち合いの形態も、さらによいものに変わりつつあります。
それぞれがその時々に必要としている内容を自主的に取り上げてゆき、資料などの手助けも借りながら、各自の信仰の体験や、神さまの恵みの気付きなどを、参加型の双方向の形になるような分かち合いの形で、進めていくように心がけてきました。

異国で1人ではなく、複数で祈ること、特に海外において複数人で日本語で祈る機会が今年も与えられたことに、大いに感謝です。

これらを支えてくださったのは、私たちが所属する小教区St.John's Cathedral 主任司祭のレオナルド・レクソン神父様、私たちのことを見守り、時につたない英語も忍耐強く聞いてくださり、励ましを下さります。
私たちのためにいつも祈っている、とおっしゃっています。

そしてニライの聖テレサ教会主任司祭のユージン・ベネディクト神父様。
ユージン神父さまからは、定期的に何度もご連絡をいただいていて、KL司教区内の行事などの連絡事項にとどまらず、小さな私たちに、アドバイスと励ましもくださっています。そして何より、ずっと私たちのためにお祈りしてくださっているそうです。

St.John's 小教区教会事務所のメリナさん、マイケルさん、マノさん、そしてボスコさん、今年も大変お世話になりました。
いつも私たちの分かち合いのための部屋を、快く割り当てて下さいます。皆の都合もそれぞれですので、直前の予約になってしまったり、またキャンセルをしたりと、私たちのわがままにもいつも寛容に対応してくださいます。

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今年分のKLカトリック日本人コミュニティからの献金レシート

そして昨年の求道者の誕生に加えて,今年も初めていらした方への理解と協力を惜しまず、言葉が不自由な私たち外国人共同体に、その場所と機会を提供してくださり、大変助かりました。
何より、日本語の求道者や入門者を迎えている私たちに大きな共感と、応援してくださること、このことに特に感謝しています。

それから日本で協力してくださっている方々、お祈りと応援をしてくださっている方々、ありがとうございます。
聖書と典礼を、月ごとに前もって私たちに届けてくださるサポーターのYさん、今年もありがとうございました。A・B・C年の聖書と典礼が揃うよう、来年もよろしくお願いします。
聖書と典礼は、私たちKLだけでなく、シンガポール共同体にもシェアすることができ、大変喜ばれています。

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1/1神の母聖マリアから12/30聖家族まで、今年1年の聖書と典礼 

教会の方だけでなく、KLで応援してくださっている一般の日本人の方、KL所属のローカルのカトリックの方々、そして同じ日本人キリスト者の仲間たちである、プロテスタント日本人ネットワークの皆さま、お祈りをありがとうございます。
来年も祈り合い、同じ異国の地で、共に光を目指して歩んでいきましょう。

KLカトリック日本人コミュニティは、たくさんの方に支えられています。

日本語の "教会" や "共同体" という言葉は、日本語的に誤解を持ちやすく適切な日本語ではないとはよく言われます。
"教会" はギリシャ語で "エクレシア" 神さまから呼び集められた人たち、の意味で教会の教えるという意味はあまりないそうです。
"共同体" も日本語だと強制的な町内会や、村社会的なグループといった、どちらかというとネガティブなイメージを思い起こさせます。
でも共同体とは、キリストを信じる者たちの"共同体"であり、私たちは共同体としてミサを捧げることによって、1人1人の信仰が支えられています。
(吉池好高神父様より)https://www.pauline.or.jp/concilium_vaticanum_secundum/cv2_17.php

お互いが霊的な支えとなり、キリストにおいて集まること、集い福音家族として一緒ご飯をすること、一緒に祈ること、こういうシンプルなことを、これらも大切にしていきたいと私たちは考えています。

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今年の忘年会一緒ごはんは中華料理

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信者・求道者・キリスト教に興味を持つ未信者・さまざまなバックグラウンドを持つ幅広い世代が集まり、イエス様を囲んで、忘年会として今年の出会いと恵みに感謝し、一緒にご飯をしました。
ここでは、フェローシップにとどまらず、この一年自分を変えてくれた神さまへの感謝とその証もあり、分かち合いの場となりました。

KL大司教区St. John’s Cathedral 小教区に正式所属する "KLカトリック日本人コミュニティ" (日本語を話すカトリック信仰共同体) は、2015年に発足以来、入門講座の活動を通じて生まれた洗礼志願者の方々を、受洗準備のために最寄りの小教区教会へ数々送り出してきました。

また新信徒へのフォローアップとサポートも行い、マレーシアに新たに転入された信徒の方々へは、異国において信仰生活を続けていくためのつながりや霊的支えとなるよう努め、教会案内や情報をブログとFaceBookを通して提供しています。

このコミュニティ運営のためのマンパワーや費用は、すべてボランティアによって支えられ管理されています。

KLカトリック日本人コミュニティ一同、心から感謝とお礼を申し上げますとともに
来たる新しい2019年が、皆さまにとって祝福に満ちた恵み豊かな年でありますよう
お祈り申し上げます。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

✝主の平和、Shalom, Peace be with you.