アジアで一緒ごはん2019バンコク その2 タイの教会巡礼と分かち合い
アジアで一緒ごはん2019バンコク編 その2 タイの教会巡礼と分かち合い 第2日目(全3回)
2日目は朝早く集合してチャーターしたバスに乗り込み、シスター阿部のご案内による教会訪問です。アユタヤとバンコクのカトリック教会をいくつか巡礼します。
まずアユタヤへ向かいます。
バンコクから1時間半弱でアユタヤのSt. Joseph Church に到着です。
この美しい教会は、350年ほど前に当時のアユタヤ王朝を訪れたポルトガル人がカトリック教会をここに建て、タイのカトリック教会の歴史がここから始まりました。
タイで一番古い教会です。アユタヤ王朝はその後ビルマから攻められて都を転々とします。
その歴史を記した資料館
ポルトガルからの宣教ルートと歴代の宣教師たち
近くには攻めてきたビルマによって破壊された教会の跡地が遺跡のように残されています。
海から川を上り、さらに支流を登りここアユタヤにやってきたわけです。お御堂は川の船着場から入れるように川の方を向いています。
アユタヤを後にして、バスでバンコクに戻ります。
バンコク市内の St Cruz Church に到着です。
チャオプラヤー川に面していて、お御堂の入り口の向きが、船の停留所から入れるように設計されています。
お御堂は、ロマネスク様式の建築、イタリア人デザイナーによる装飾で細部に至るまで大変美しく、まるでイタリアの教会のようです。
赤いランプのご聖櫃の前でしばらく沈黙します。そしてシスターと一緒にロザリオを皆で一連唱えました。
この辺りは古くからポルトガル人街で、旧ポルトガル人の住居だったレストランで昼食。
お昼の一緒ごはんは、タイ風スープとチャーハン、そしてポルトガル風お菓子です。
今日初めてお会いする方もあり、自己紹介と交流がさっそく始まります。
食後はコーヒーなどをいただきながら、祈りと分かち合い
シスターが、雑誌"あけぼの"の中から、"祈り" について書かれた記事をプリントして配り、私たちはそれを読んだ後、しばらく沈黙のうちに黙想します。
今回の "一緒ごはん2019バンコク" の集いも、ただ楽しいだけで終わるのではなく、心と心の通い合い、接点を求めて、この分かち合いの時間を持ちました。
沈黙のうちに一人一人それぞれが、祈りについて、自分の心の支えとは?自分の祈りの小径、神との接点、を思いめぐらせ、"私キリスト者にとっての祈り" を一人づつ述べて分かち合ってゆきます。
そして一人が分かち合い述べた直後、全員でその答唱として、テゼの祈りから "父よゆだねます" を毎回歌います。
"父よゆだねます わたしのすべてを 父よ ゆだねます あなたのみ手に"
こうした分かち合いは、自分と神さまの関係を沈黙のうちに思いめぐらせ、意識に上げて言葉にするという作業となり、そしてまたほかの方の神さまとのかかわりを聞くことも大きな恵みとなります。
分かち合いを終え、またバスに乗り込み、St.Louis Church に向かいます。
レンガ造りのお御堂
こちらで十字架の道行きをします。
十字架の道行き 第12留
お御堂となりのSt. Louis 病院。フランシスコ教皇さまは、11月23日に来日される直前、11月19日から23日までバンコクを訪問され、この病院にもお立ち寄りになる予定だそうです。
売店にはパパさまの等身大パネル
私たちもパパさまのタイ訪問記念Tシャツをお揃いで購入しました。
トゥクトゥクに乗るパパさま柄
この女子パウロ会の売店には日本語の本も多々ありました。さすが日本人が多く住むバンコクです。
こうしてこの日のアユタヤとバンコクの教会巡礼は終了しました。
この後、夕食一緒ごはんはタイ料理です。新しくできたモールの中にあるタイ料理店にて。
東南アジアお隣の国と言っても、マレーシアと文化や料理などは全く違います。タイ料理店はKLにもたくさんありますが、何を注文してよいかよくわからないのと、辛いかもしれないと敬遠しがちでした。でもバンコクさんが注文してくださったこのタイ料理はどれも辛すぎることなく、スパイスやハーブがたくさん使われていて風味がとてもよく、大変美味しくいただきました。
この夕食会でも、初めてお会いする方も何人かいらっしゃいました。
バンコクの連絡係の世話役をされている方とは、シンガポールのヘルパーさんとも一緒に、アジアにおける日本人コミュニティのあり方や運営について、そして色々なアイディアや、日本の教会や司祭とのつながり、情報なども分かち合ったりと、大変有意義な時間を過ごすことができました。
明日は最終日、主日のミサそしてお別れです。
その3に続く→
https://kljpcatholic.hatenablog.com/entry/2019/10/25/010125