アジアで一緒ごはん2019バンコク その3 バンコク大聖堂でのミサ 最終日
アジアで一緒ごはん2019バンコク編 その3 バンコク大聖堂 Assumption Cathedral での主日ミサ 第3日目 最終日(全3回)
いよいよ最終日です。日曜日の朝、最寄りのBTSの駅で待ち合わせをして、電車と船を乗り継ぎ、バンコクの大聖堂 Assumption Cathedral に連れていっていただきました。
駅を降りて、チャオプラヤー川の船着場から船に乗って移動するのは、旅愁たっぷりです。
このAssumption Cathedral は、11月のフランシスコ教皇様の訪問場所となっているため、あちこちに大きな歓迎の写真が見られます。
お御堂近くには大きなカトリックグッズのお店が開いていて、ここでもミサの時間までしばし買い物を楽しみました。
たくさんのカトリック信者さんが集まるこの大聖堂では、毎日曜日朝はほぼ1時間ごとにミサがあり、聖堂前の広場には既にたくさんの車と人が集まっています。
バンコク アサンプション カテドラル Assumption Cathedral
カテドラルでは朝早く、バンコク枢機卿様司式による大聖堂100周年記念ミサも行われていたようでした。
この日は、World Mission Day にあたります。シスターとたくさん集まったバンコク組・シンガポール組そしてKLの私たちも皆お御堂に入り、ミサの始まりを待ちます。司式はオーストラリア人の司祭による英語ミサです。
こうして、シスター阿部を初め、バンコク組・シンガポール組・KL組がこの日、文字通り主の食卓を囲み、主によって交わり、そして繋がってゆくことは、私たち個々の努力だけでは決して実現しなかっただろうと実感させられます。
イエスさまによってここに集められた私たちが、今ここにいることの神秘と、いただいた恵みをしみじみ思い巡らせ、心からの感謝を捧げました。
英語の典礼聖歌は、私たちの教会 KL St.John's Cathedral とほぼ同じです。少し歌のアレンジや伴奏が違っていたりします。オルガン演奏も先唱の方の歌声も華やかで大変美しいものでした。
ミサ後、KL組は帰りの飛行機の時間の都合から、ここで一足先に皆さまとお別れすることになりましたが、最後までタクシーの運転手さんへのタイ語での説明やお見送りをしてくださり、名残惜しい気持ちで手を振り続けました。
今後、私たちKLとシンガポールからの両訪問組は、今回のバンコク行きの旅の要領も得たことから、シスターが行っている定期的な分かち合いと一緒ごはんの参加を目指して、次回のバンコク旅行を検討しています。
思い起こせば、昨年2018年10月の "アジアで一緒ごはん2018" 黙想会にて、ご指導くださった晴佐久昌英神父様から、私たちアジアの日本人カトリックへのメッセージ…
「日本人司祭がいないことを逆手にとって、それを生かしてほしい。
シンガポール・バンコク・KLが、また今回参加していないほかのアジアの国々も含めて、一緒ごはんを繰り返してゆくならば、閉鎖的な雰囲気の教会とは比べ物にならないくらいの福音家族に繋がってゆく。年に1度は一緒ごはんすることで福音家族になっていく。独りではなく、やはりチームでやっていくとよい。」
…このことが今、実っています。
海外在住の私たち日本人カトリックのあり方としては、現地の言葉が堪能であってもそうでなくとも、やはり一番深く理解できる母国語の日本語で、み言葉やいただいた恵みを分かち合える仲間と共に信仰生活を送ってゆくことは大切なことのようです。
異国で生活する私たちは、たった1人で信仰を守ることで、信仰を私物化してしまうのではなく、"共に信仰を生きる" という姿勢がとても大切なのだと、シスターを囲んだバンコクで今回集まった "アジアで一緒ごはん2019バンコク編" の参加者一人一人が証(あかし)しているようでした。
シスター阿部羊子さま、シスターの祈りのお導きと、教会の詳しい説明、そして何より素敵な笑顔には、私たちKL組は大いに力付けられ、パワーをいただき、それぞれの場所に戻りました。
バンコクカトリック日本人会幹事の皆さま、細かい段取りや下見なども含めて、長いご準備と緻密な計画を本当にありがとうございました。おかげさまでとても素晴らしい巡礼旅行となりました。お疲れさまでした。
新しく信仰の仲間となってくださったバンコクの皆さま、皆さまにお会いできて大変うれしかったです。是非また必ずお会いしましょう!
皆さま、大変お世話になりました。
神さまの栄光を賛美し、感謝します。
Shalom 主の平和
クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ 一同