クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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灰の水曜日 Ash Wednesday


明日2月10日(水) は、灰の水曜日 "Ash Wednesday" で、
この日から、"主の晩餐の夕べ"まで、四旬節 "Lent" の期間です。
また、灰の水曜日は大斎小斎でもあります。

灰の水曜日とは・・・
典礼は、灰の水曜日から四旬節に入ります。
イエスが宣教生活に入られる前に砂漠で40日間断食をされたことにならい、
教会生活の伝統では断食、節制が行われてきました。
ラテン語のクワドラジェジマ(Quadragesima:四旬節)の40という日数の
象徴的原型は、まさにこのイエスの40日の体験にあるのです。
40という数は、旧約の時代からすでに象徴的な意味をもっていましたが、
キリスト者はキリストの断食と祈りに倣いたいという思いから自然にキリスト者の
中におこってきたものです。

キリスト教国でない日本では、四旬節のはじめである灰の水曜日と主の受難
(聖金曜日)を、大斎(たいさい)・小斎(しょうさい)の日と定めています。

大斎や小斎は、自分の心を神や人々にささげることのしるしです。
四旬節にはことにその精神で生きたいものです。
灰の水曜日ではじまる四旬節の40日間(日曜日は数えない)は、1年の典礼の頂点で
ある復活祭を目指しての準備期間です。  四旬節は、
* 洗礼の準備
* 回心と罪の償い
 という性格をもっています。

教会は3世紀ごろから四旬節を洗礼準備の季節としてきました。
この期間、洗礼志願者だけでなく、全教会の信徒たちが志願者たちのために祈り、
また自分たちの洗礼の時を思い起こし、洗礼の約束を更新する準備をします。
教会は、この期間を、なによりも主イエスの受難と死を思い起こし、救いの「時」の
中心に向かって、回心と償いの期間として過ごします。
この期間に、教会は、私たちの心が本当にどこに向かっているのかを問いかけ、
自己中心から神と人々に向かう「心の転換」(回心)を呼びかけています。
今日行われる「灰の式」は、「土から出て土に帰っていく私たちが、四旬節の努めに
励み、罪のゆるしを受けて新しいいのちを得、復活されたおん子の姿にあやかること
ができるように」願って、昨年枝の主日に祝福していただいた、棕櫚(しゅろ)や
オリーブの枝を燃やした灰を司祭は一人ひとりの額にかける式も行われます。
* * * * * *
灰の式:司祭は、聖水をかけて灰を祝福し、「あなたはちりであり、ちりに帰って
行くのです」と唱えながら、灰で額に十字の印をします。
灰をうけた私たちは自分に頼るのではなく、回心を呼びかけておられる神に信頼して生きることができるように嘆願します。

大斎小斎とは・・・
現在、教会はイエスの精神に戻って、祈り、愛の業との関連で断食を意義づけて
います。
具体的には、教会は、大斎(だいさい)と小斎(しょうさい)を定め、償いと克己を
行わせ、キリストの受難に倣うようにしています。

大斎とは、食事を節制すること、つまり、1日の食事中、1食だけ充分に食事をする
ことができます。朝食はごく少量、他の1食は普通の半分にします。満60歳に達する
までのすべての成人が守ります。ただ、病人、妊娠中の人は免除されています。

小斎とは、鳥獣の肉を食べないことです。大斎は食物の量を節制するのに対し、
小斎は、食物の質や美食に対する節制です。
一人ひとりは各自の判断にまかされています。とくに愛徳のわざ、信心業、
節制のわざを実行することをもって替えることができ、14歳以上の人が守ります。

                      (女子パウロ会サイトLaudateより)

St. John's Cathedral の灰の式とミサは
2月10日(水) 6:30,  13:00,  18:00 です。

また、四旬節の "十字架の道行き" が3月12日(金)12:45から行われます。


2月8日(月)に中国正月を迎えたマレーシアでは、一年で一番大きく賑やかな休みに
入っています。どこも赤一色の飾り付けで、住宅地でも爆竹や花火の音が響きます。
教会でも、赤い服を着た信者さんが目立ちます。

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お店には洋服、インテリア、下着まで赤一色の商品が最前列でに売られています。

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                       申年
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