灰の式とミサ
2月10日(水)は、"灰の水曜日" です。今日から四旬節 "Lent" に入りました。
祭服の色も、年間の緑色から紫色に変わりました。
Kuala Lumpur の St.John's Cathedral でも、灰の水曜日の灰の式とミサがこの日
早朝・日中・夕刻と3回行われました。
昨年の受難の主日で記念した枝を集めて燃やし、祝別して聖水をかけた灰を
「悔い改めて福音を信じなさい」とのことばと共に、司祭が一人ずつ額に
十字のしるしをして下さいます。
英語では、"Repent, and believe in the Gospel" と言われます。
これから40日間、私たちは回心と準備の期間を過ごします。
四旬節とは・・・
四旬節はもともと、洗礼の準備期間でした。復活徹夜祭に 新しく洗礼を受ける
洗礼志願者の準備として、イエスが公生活のはじめに砂漠で40日断食をされたことに
ならい、40日の祈りと節制をする期間としてはじめられたものです。
やがて、すでに洗礼を受けた人も洗礼を受けた時の志を もう一度新たにするために
全教会で行われるようになりました。
8世紀ころの教会では、もっぱら節制の期間と考えられていましたが、第2バチカン
公会議は、洗礼準備期として再度取り上げ、四旬節に読まれる聖書朗読と典礼は、
洗礼志願者の教育に向けたものにしました。
四旬節は、キリストの死から復活への過越の神秘にあずかる信仰を確認する時
なのです。
四旬節の典礼によって、洗礼志願者はキリスト教入信の初段階をとおして、
すでに洗礼を受けた信徒は、洗礼の記念と償いの業をとおして、過越の神秘の祭儀に
そなえます
四旬節の心を大切にしながら、この40日をすごすように教会は勧めています。
(女子パウロ会Laudateサイトより)
マレーシアの教会でも、十字架の道行きや黙想会など色々な活動が始まります。
私たちもそれぞれ「いつくしみの特別聖年」にふさわしい準備をしたいと思います。
"わたしが求めるのは、あわれみであっていけにえではない" (マタイ9:13)