クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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聖霊降臨の主日 Pentecost


聖霊降臨の祝日、おめでとうございます。
カトリック教会は復活祭から五旬節の今日、聖霊降臨を祝います。

聖霊降臨の主日とは・・
復活節50日間の最終日です。
復活の主日が日曜日で、50日目の今日も日曜日にあたります。
聖霊降臨祭を祝う今日の日は、新約聖書において「五旬祭(ペンテコステ)
(使徒言行録 20:16) と呼ばれます。
今日で復活節は終わりになりますから、あの復活ろうそくは洗礼盤のあるところに
移されます。そして、洗礼式のあるときに、灯がともされ、この灯から
“洗礼のろうそくの灯”がとられます。
聖霊とは、キリストによって遣わされるものに「息づく力」です。
主の復活の証人として派遣された弟子たちは、聖霊の息吹により、
神のはかりしれないご計画を悟りました。弱い、罪深い人間の集まりであっても、
その弱さを強さにかえ、一つに集めてくださる神の恵みを彼らは体験しました。
神のはかりしれないご計画の体験は、やがて彼らの確信となり、この確信こそは、
教会誕生の源、福音宣教の原動力となります。
教会はこの聖霊降臨祭の出来事を毎年記念することにより、
私たちが聖霊をいただいていることを意識し、教会のいのちとその一致の源に
立ち返ります。真の刷新の時でもあるのです。
今日、私たちは聖霊の働きによって、霊の実が見える教会共同体として
成長しているかどうかを見、そうあるべく新たに求められている日でもあるのです。
聖霊降臨の主日を祝った教会は、過ぎ越しを中心とする二つの季節、
四旬節と復活節を終え、翌日の月曜日から年間に入ります。
                                                         (女子パウロ会Laudateサイトより) 


この日に先立ち、KL St. John's Cathedral を始めKL市内の各教会では、
今週ノベナや、金曜の "晩の祈り" から始まる24時間ラリーで祈りが
聖霊降臨際の準備として捧げられました。

また、KL St. John's Cathedral では、今朝7:30からのミサ中に、
ジュリアン・リュウ大司教様による堅信式がとり行われ、21名の子どもと
11名の大人が堅信の秘跡に与りました。
教会の誕生でもある、この聖霊降臨の主日を厳かにお祝いしました。

       聖霊降臨の主日 Pentecost Sunday 祭服の色は赤
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復活のろうそくもずいぶん短くなりました。
復活節最後の今日、復活のろうそくを掲げるのは今日が最後です。
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聖霊の続唱 (Sequence) は聖霊降臨の主日ミサの第二朗読の後、アレルヤ唱の前に
歌われます。
日本では高田三郎さんの "復活の続唱" と共に、美しい名曲として知られています。

聖霊の続唱

聖霊来てください。あなたの光の輝きで、
わたしたちを照らしてください。
貧しい人の父、心の光、証の力を注ぐ方。
やさしい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。
苦しむ時の励まし、暑さの安らい、憂いの時の慰め。
恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光よ。
あなたの助けがなければ、すべてははかなく消えてゆき、
だれも清く生きてはゆけない。
汚れたものを清め、すさみをうるおし、受けた痛手をいやす方。
固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。
あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方。
あなたはわたしの支え、恵みの力で、救いの道を歩み続け、
終わりなく喜ぶことができますように。
アーメン。
                 「聖霊の続唱」(カトリック中央協議会)