TTDI, Chapel of Kristus Aman
マレーシアのカトリック教会案内 クアラルンプール TTDI
Chapel of Kristus Aman
前回は、KepongのJesus Caritas (ジーザス・カリタス）教会を書きました
下のように、ホスチアと盃の造形が身に、目に染みて、いつも心が洗われる
思いの教会、素晴らしいお御堂です。
シンプルで美しいとはこのことでしょうか。
そのクポンから、車で15分位の都心に向かうTTDIに、Kristus Aman(クリスタス・アマン)教会があります。
神父が2人おり、交替で、この2つの教会を行き来しています。
この教会は探すのに苦労しました。
近くの売店のトドゥン被っているイスラム教徒の女性に、このカトリック教会の場所を尋ねたら、ニコニコして親切に教えてくれたことを今でも覚えてます。
当時は、異教徒への、偏見を持っていたのかもしれません。
なぜ探せなかったのか？ ジーザス・カリタスのように平地で、白い尖塔のある教会を想像していたからです。
ここは、全く普通にある、商店街ショップロットの一つのテナントとして
入り込んだ場所でした。
入って、広くてビックリ、でも狭い。部屋は、１階、２階、３階とあり、
１階と２階に祭壇があり３階の２つの部屋には、椅子が並べられているだけ
です。
土日のミサは、通常２階で行われますが、週の小さなミサは１階となります
また階段が多いことから、１階は主に、体の弱い方、お年寄り妊婦さんなど
が利用します。
だから、この教会でのミサ拝聴の特徴は、天井からの「TVのモニター画面」
設置が多いことです。２階のミサ式次第を各階に、"実況中継"で映し出します。
毎週土日は各階、椅子が全部埋まり、ぎっしりです。商店街に教会があると
いうスタイルは、マレーシアのプロテスタント教会でよく見られますが、
カトリックでは初めての光景でした。
このミサに与り、思う事は、祭壇が、実際目の前になくとも、
キリストの死と復活の再現の儀式は、心で感じて祈るものだ という事です。
椅子だけの殺風景な３階にいても、この建物全部でミサが行われている
という事・・約2000年前のイエスキリストの時代に、タイム・スリップする
かのような気持ち。
大げさですが、大昔のローマ帝国の迫害にあったカタコンベでの、
隠れたミサを、想像したりします。
教会の玄関だとは、初めての人は分からないでしょう。
平地の土のある教会に慣れている私達には不思議でした・・だって・・
隣には音楽ガンガン鳴るパブレストランもあるし、自動車板金工場もあるし
足のマッサージ屋さんもあるんですから。
ここは1階の聖堂です。奥の暗いところには、隠れて祭壇があります。
ミサの時は、各階、ほぼ、満席になります。
ここは、2階で、右の明るいところが、メインの祭壇になります。
膝まづく時には、床です。
ミサの様子は、TVのモニターと、壁のスクリーンに映し出されます。
狭くて、3階層に分かれたギュウギュウ？な感じのする教会だからこそ
信徒同士の「主の平和」の挨拶が、身近に感じられるという、メリットが
あるのかもしれません。
＜ミサに与ると、下の言葉がよみがえってくるのです＞
＊ いまは こんなにうれしい。生まれてきてよかった。
＊ あなたがそこにいて、わたしがここにいる ふしぎ。
＊ あなたに会えて、わたしになれた。（上3つ、晴佐久昌英神父さまより)
そして、こうも感じるのであります。(下の3つも、晴佐久神父さまより）
＋ 毎日が巡礼 ここが聖地。
＋ いま この時も わたしのために 祈っている人がいる。
＋ わたしは わたしのままがいい あなたはあなたのままがいい。
＜＜Chapel of Kristus Aman＞＞
58 Lorong Rahim Kajai 14, Taman Tun Dr Ismail, 60000 Kuala Lumpur , Malaysia
Tel: 03-79638388
ミサ 土曜：16：30～Rosary & Novena・・17:30～Mass
日曜：7：30～Mass 木曜：20：00～Mass
