マレーシア独立記念日 Merdeka Day
1957年8月31日に独立したマレーシアは、今年59回目の独立記念日を祝います。
クアラルンプールでも市内で前夜から花火が上がり、各地で政府主催のパレードなど
のお祝い行事が開かれています。
"マレーシアカトリック中央協議会" に相当する "Catholic Bishops' Conference of
Malaysia" は、KL大司教区の Julian Leow 大司教さまが、マレーシアの各大司教区
の司教団の代表として、独立記念日 (8月31日)と マレーシアデー(ボルネオ島の一部
が加わった9月16日)寄せて、"さらなる発展と強い絆" という題でメッセージを
発表しました。
カトリック新聞 "HERALD" 8月28日(日)号のトップ記事です。
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「心はひとつ、たましいはひとつ」をテーマとした今年の独立記念日を、愛国の精神
で祝います。多民族、多人種、多文化、他宗教からなるマレーシアの独立を
思い起こし、ユニークなこの社会の成り立ちを、互いに尊重し信頼しながら友好を
深め、更なる発展と強い絆を築いてゆきましょう。と始まるこのメッセージは、
フランシスコ教皇さまの "使徒的勧告・福音の歓び" からも、各箇所が引用されて
います。また、福音書からはマルコ3:24 も引用され、
"国が内輪で争えば、その国は成り立たない" と、調和の大切さを強調しています。
そしてそのためには、政府内部の汚職や1MDBの件にも触れた上で、政府による
早急な説明責任と透明性、さらに世界中で起きているテロなどの犯罪についても
言及しています。先日のオリンピックでもマレーシア選手が活躍し、これを通して
国民が一つになりました。このことにも触れ、崇敬する王さまとすべての指導者を
はじめ、さまざまな人種のマレーシア国民を祝福し祈ります、と結んでいます。
日本からは、マレーシア駐在の宮川大使のお祝いと友好のメッセージが
現地の南国新聞に載っています。
マレーシアの国花はブンガラヤ、ハイビスカス
59回目の独立記念日、おめでとうございます。
Selamat Hari Merdeka !