クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2017/8/20 祈りと分かち合い (求道者その4と5)

 
2017年8月の第2回目 "祈りと分かち合い" を8月20日(日)にKL St.John's Cathedral
パリッシュホール内の教室で行いました。
 
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この "分かち合い" は毎回、日本語でのお祈り・み言葉の朗読・いただいた恵みや
気づきの分かち合い・日本語の聖歌を歌うことを通して、イエス・キリストと出会い、彼の弟子となり彼の友となることをテーマに、イエスとの人格的な出会い、特にこの方が私にとって何者なのか、私の人生とどういう関係があるのかをそれぞれが探していく旅を続けています。
 
この日は分かち合いをする前に、9月17日にSt. John's Cathedralで行われる、
International Day Celebration にKLカトリック日本人コミュニティも参加することが決まったため、その打ち合わせも行いました。
 
ミサの入祭の行進で奉納する千羽鶴の制作も最終段階に入り、皆で持ち寄った鶴を
集め、いよいよ繋がれてゆきます。またミサで割り当てられたお役についてや、
午後から行われる懇親会での、日本らしい食べ物の提供、文化紹介、日本の物品の販売、それぞれのお役の打ち合わせ等も併せて行いました。
 
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一人一人が祈りとともに心を込めて折った折り鶴が、いよいよ繋がれていきます。
これをミサの入祭の行進で運び、奉納します。
 
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この手作り台に乗せて行進、奉納します。
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この日の前に今週一度8/17に、新しく加わった方の状況に合わせ、平日の夜に市内のカフェで少人数での分かち合いを別枠で始めています。
今週は3名で、ルカ15章から "放蕩息子のたとえ" の、み言葉の分かち合いをしました。この求道者の方のリクエストに応え、これからも月に2度ほど別枠で、少人数の分かち合いをすすめていく予定です。
 
St. John's でのこの日は、最初に皆で心を一つに合わせイエスさまが教えてくださった "主の祈り" と "栄唱" でお祈りをしました。
それから、"イエスは父なる神の愛の深さ広さを表す" として、ヨハネ8:1-11のみ言葉を朗読し、姦淫の現場でとらえられた女にイエスがどのようにかかわられたかを見ていきました。以下は、自由に分かち合った内容の一部です。
 
① 7節の "年長者から立ち去った" は、自分を振り返ってみると、年を取るにしたがい、自分への理解が深まってくる、内省できるようになってくるからかと思う。
② イエスはここで6節と8節で地面に何か書いている。聖書で"書く"ということは、意味を持っている言葉だが一体ここでは何を地面に指で書かれていたのだろうかと色々思いめぐらす。
③ 人間は誰でも罪の傾向があると気づく。ゆるしの秘跡を受けてもまた同じことを繰り返してしまう自分だ。
④ イエスとのやり取りで律法学者たちが意外にあっさり引き上げていったように読み取れる。それだけイエスの言葉のインパクトが強かったのだろう。御子としての霊的な力もあったのだろう。
⑤ 律法学者やファリサイ派の人たちとのやり取りの箇所を読んでいつも感じるのは、博学なこの人たちへの対処の仕方はすごいといつも感心する。普通の人にはこれだけの返答はできない。
⑥ イエスは神の子だが、大工さんをしていた。特別に高い教育を受けたとは到底思えないのに博学な律法学者にこうして返答できるのは、知的であるだけでなく、神のみ旨を行っていた以外に考えられない。
⑦ この元となった申命記など、旧約聖書の立法の箇所を見ていくと、今まで "罪" と
いうことを意識しないで生きてきたが、罪ということ、その意味を深く考えることができる。
⑧ 罪ということに視点が向くが、私たちの神様は愛の方、赦してくださる神なのでそこに視点を置きたい。どんな悪や罪よりもいつも愛と赦しの方が大きい。私たちは神の国に少しずつではあるが確実に向かっている。
 
終わりに、聖歌 "あめのきさき" を皆で歌って、マリアさまにお取次ぎの祈りとし、この日はお開きになりました。
 
9月の "祈りと分かち合い" は、9月3日と10日を予定しています。
分かち合いの前に、International Day のミーティングをします。
配置と飾り連け・日本らしい食べ物の提供、文化紹介、日本の物品の販売、について打ち合わせをしたいと思います。
 
当日のお手伝いを募集しています。また現在寄付を募っているのは、当日販売する
日本的な物です。日本からのお土産や手作り工芸作品だけでなく、観光案内や地図なども含む、日本らしい物、日本を紹介できる物でしたら何でもです。
当日の売り上げは、St. John's Cathedral に日本人コミュニティとして、まとめて全額寄付します。
 
詳しいことは直接、連絡係または世話人まで。または当ブログ内 "連絡先" に
記載されている連絡先まで、お気軽にお問い合わせください。
 
 
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わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。 (ヨハネ8:11)