クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

KL Japanese Catholic Community official site

International Day Celebration 2017


2017年9月17日(日) A年 年間第24主日 KL St. John's Cathedral のミサは、
10:45からInternational Day Celebration として華やかに始まりました。

イメージ 1

これまでは Migrant Day という名前でしたが、今年から International Day となり
すべての外国からの信徒を立場や事情を超えて "キリストにおいて1つの福音家族としてつながる" をテーマに、新しく生まれ変わりました。

イメージ 6

この大きなお祭りのため、これまで3か月以上にわたり準備を重ねてきました。
小教区 Mission Concerns や PIHD の役員の方々、そして外国からアフリカ55か国
フィリピン、ミャンマー、ベトナム、そして日本の共同体も参加をすることになり、
何度もミーティングを重ね、連絡網でのコミュニケーションを取ってきました。

ですが初めての試みですので、手探りで始まった計画と準備は、個性豊かな全く異なる文化と習慣を持つ、初対面の方たちとは、言葉のハンデやコミュニケーションの
難しさも重なり、なかなか進んでゆきませんでした。
また主催国、ここマレーシアのおおらか過ぎる特徴も重なって、日本人からすると
決めごとや話し合いなどの過程は、カルチャーショックの連続です。

この日は朝から日差しが強く、外はとても暑いです。各国の奉仕者や役員は、それぞれの民族衣装で参加することになっており、日本の参加者は浴衣や甚平、さらに
国旗を持つ日本の行進者は、侍風の裃を浴衣の上にさらに着用します。
浴衣は暑いです。

女子がつける髪飾りもメンバーの手作りです。朝、髪に飾ります。
イメージ 7

入祭の前、各国の代表男女1名ずつ計2名が国旗と献上品を持って行進し捧げます。
どの国もご夫婦の信者さんで、男性が国旗持ち、女性が献上品を持ちます。

日の丸を持って行進する時、手作りの兜もかぶります
イメージ 8

先頭はアフリカ連合55か国。旗にはグリーンでアフリカ大陸が書かれています。
日本は2番目です。行進の際、司会から"ジャパーン!" と呼ばれます。
日本の国旗が"日の丸"と呼ばれていること、昇る太陽であることなど、簡単な説明が
英語でお御堂に響き渡ります。
イメージ 4
前日に準備してくださった日の丸

献上品の説明も英語で簡単にされました。日本の献上品は、皆で祈りを込めて折って繋げた "千羽鶴" です。この日のために皆で心を込めて繋げました。

イメージ 3

千羽鶴を乗せて運ぶトレイも手作りです。この上にのせて行進し、祭壇近くの
テーブルに捧げます。

イメージ 2

イメージ 5
日本人は浴衣が映え、美しいです

カラフルな折り鶴がつながれた様子は、日本人コミュニティの個性と気持ちを象徴しているようで、大変美しいです。

続いてフィリピン・ミャンマー・ベトナムの共同体から代表者が美しい民族衣装をまとい、国旗と捧げものを持って、行進していきます。
大変美しい瞬間です。

続いて10:45から、高らかな鐘の音と共にミサが始まります。
十字架を掲げた侍者団に続き、朗読奉仕者、第1朗読はフィリピン、第2朗読の日本が
入場行進し、最後に主任司祭のレオナルド神父様、そしてゲストのミャンマーの神父様が加わり、いつものようにミサが始まります。

聖歌隊と指揮のダイアナさん
イメージ 11

第2朗読は日本、この日はローマ書14:7-9 が日本語で朗読されました。
イメージ 9
答唱詩編のアフリカが終わり、祭壇前で一礼し、交代します。

イメージ 10
朗読台へ

日本語で第2朗読が読まれる中、プロジェクターには英語が映し出されます。
日本人コミュニティから1人、ページめくり担当者が、プロジェクター係のそばで
日本語と英語を照らし合わせ、朗読に合わせてパソコンのページをめくる指示をします。

奉納は、ミャンマーの担当です。民族衣装が素敵です。
イメージ 12

イメージ 13


各国の方との協力で、たくさんの国から集まった外国人と、マレーシアに住むたくさんの民族が、ここで主において一つになる "聖体祭儀" となりました。


午後は、ミッションコンサーンのマリアさんのあいさつで始まりました。

イメージ 18

主任司祭レオナルド神父様の祝福の祈りのあと、お約束のランチタイムです。

教会からナシレマとチキンレンダンのお弁当が配られ皆でいただきました。

最初に数か国語で「あめのきさき」を歌います。マイクを次々回し、日本語、
タガログ語、ミャンマー語、フランス語、アフリカの言葉・・と続いていきます。
皆、違う歌詞ですが一緒に全員で歌う一致の象徴です。美しい一致の演奏です。

その後、各国の文化紹介が始まりました。

イメージ 21


イメージ 22

アフリカ、フィリピンの素敵な歌とダンスに続き、日本は「折ることは祈ること」と題し、ミサ冒頭にささげた千羽鶴の歴史と意味、また平和を願う形としての習慣を
説明、神父様はじめ皆さん聞き入ってくだいました。

その後、メンバーが心を込めて制作した美しい手工芸作品の数々を紹介。
これが一枚の紙でできていることには皆さん驚きです。

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

さらにミャンマー、ベトナムなどの歌や踊りが続き、にぎやかな拍手の内にお開きになりました。

日本のブースでは日本のお土産や、紹介した手工芸品の販売が行われ、St. John's
小教区への寄付と、コミュニティ活動費に充てられることになりました。
イメージ 20

イメージ 17

イメージ 19

皆さま、暑い中献身的なご奉仕をありがとうございました。

以下は、その日の夜ミッションコンサーンのマリアさんから届いたお礼状です。

Sincerely, for your time, your generosity, the regilar meetings, creative ideas and enthusiasm to make this International Day celebrations so lively n lovely is deeply appreciated. Thank you !

To Charles,  MaryAnn, Japanese staffs, Anne, Sunday, Mary Roxas, Chuka, Raymond Thang for your regular attendance, I truly appreciate it. And I  thank God fr you guys ... not forgotting who came on board like all the helpers, MC Raymond, Patrick with his sound system,  Joseph Duong who managed to join us fr Vietnam with lively gentle song n many other things...and those I overlook but thanks to them too. do you know a few minutes b4 Mass we run n iron his costume which was so crumbled! Cant imagine doing like that and it was really full if camaderie among all.

Thank you also for all the  creative decorations, backdrop,  done till the midnight hours by our Philippines friends! And so many many more - good food by our participating friends... all of you thank you , terima kasih!

カトリック日本人コミュニティも、フィリピンやミャンマー、アフリカの教区の方々と、この1つの目的に向かって、共に奉仕をすることでとても親しくなり、
素晴らしい実りをくださった神様に感謝です。

ありがとうございました。Thank you so so much!! Shalom!!

International Day Celebration 2017のテーマは、
"United in our Lord as one family"

父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。(ヨハネ17:21) "May they all be one"