クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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2017/11 祈りと分かち合い (求道者その13)

 
KLカトリック日本人コミュニティ(共同体)主催の、日本語による"祈りと分かち合い" は、求道者と入門の方々をメインに、そのニーズに応えるように進んでいます。
 
本帰国が決まり、それと同時に神さまの愛に心を開き、瞳の輝きまでも変わってきた
最近のこの求道者の方ですが、神さまを求める気持ちが強く、その聖霊の働きには私たち信者も圧倒されています。キリストを信じる仲間が増え、神さまの愛を知ることでこの方の救いに立ち会えることは、キリスト者としても、KLカトリック日本人コミュニティ(共同体)としても、この上ない大きな喜びです。
 
まず皆で一緒に "主の祈り" で、心を一つにお祈りし、初めの祈りとしました。
今回の分かち合いは、イエスの生涯・受難に向かうイエスから、最後の晩餐とゲッセマネの園での祈りと題し、マルコとルカの福音書から関連の箇所のみ言葉を、読み味わい、分かち合いをしました。
 
求道者の方からは、最後の晩餐という言葉を聞いたり絵を見たりしたことはある、
それが何を意味し、表しているのかとても興味があるとのことでした。
 
また前回くらいから、私たちの予想を超え、ミサに行ってみたい等のリクエストが出てきましたので、主日のミサにもご一緒することにしました。
マレーシアでは英語のミサに与りますが、近々本帰国して日本の最寄りの教会に通うことがメインになることもあり、今回の最後の晩餐、聖体の制定、そしてミサが私たちの信仰の中心であることなどを分かち合いました。
さらに、信者自らの経験なども含め、教会のこと、洗礼のこと、ミサのことなども含め幅広い内容を分かち合いました。
 
日本語のミサ式次第を差し上げました
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求道者からは、以今回の前に読んだ聖書の箇所にも戻って、色々なことを想いめぐらせているようでした。5千人に食べ物を与えるの奇跡も今少しわかった、ペトロへ向けるイエスのまなざしはやさしいと感じる、ゲッセマネの祈りでのイエスの人としての苦しみを想う、ペトロという人となりを自分の弱さ重ねて見てしまう、などでした。
圧倒されている、消化するのに少し時間がかかる、とのことでした。
 
またここへ来て、洗礼を意識し興味を持ち、洗礼を受けたいということも話し始めています。
 
洗礼となると秘跡ですので、まずは私たちKLカトリック日本人コミュニティの担当司祭である、KL St John's Cathedral 主任司祭のモンシニョール・レオナルド・レクソン神父様を訪ねました。
今後、この求道者をどうフォローアップするのかを訪ねられましたので、
本人が本帰国直前であることを考えると、帰国後に日本の新居の近くのカトリック教会と神父様を紹介し、私からも神父様に直接連絡することで日本の神父様につなげてゆくつもりである旨ご報告しました。
 
KLで洗礼を受ける場合は、毎年5月の聖霊降臨の主日までに各小教区のRCIAに申し込み登録、その後約1年間にわたって、英語による入門講座と、要理の準備クラスを受け、黙想会にも参加後、翌年の復活徹夜祭で受洗という流れになるため、日本人にとっては時間的にも言語的にも簡単ではないことをお話しし、日本の神父様につなげいゆくのが最善という結論に同意してくださり、ご報告も兼ねました。
 
私たちのこの実りと喜びを、受付のメリナさんも大変喜んでくれました。そして、
あなたたちがイエスさまに向かう窓口に確実になっているね、フルーツが実ったね、
これからもきっと新しい日本人があなたのところにたくさん来るよ、と満面の笑顔で喜びを表してくれました。
同じ小教区に属する、ローカルのカトリック信徒とも共に喜びを分かち合えたことには、大変感謝です。
 
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それから、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。私の記念としてこのように行いなさい。」食事を終えてから、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなた方のために流される、わたしの血による新しい契約である。
(ルカ22:19-20)