クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

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日本語ミサの準備


日本語のミサを直前に控え、神父さまやミサの場所を提供してくださる方と細かい打ち合わせを続けている中で、私たちの間から「実は日本語ミサはよくわからないので、集まってミサ式次第を一緒に読みたい。ミサ内容について分かち合いたい」という声が上がったため、急遽集まることになりました。

私たちの急な集まりのお願いに、St. John's Cathedral 事務所のメリナさんもドミニクさんも理解してくださり、ミーティングのための部屋を快く提供してくれました。

KL St.John's Cathedral 祭壇を飾るお花はあじさい
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マレーシアは公用語がマレー語です。それに加えそれぞれのルーツである民族ごとに北京語・広東語・福建語・客家・タミール語がよく話されています。さらに外国から来た私たちのように日本語をはじめ、世界中の様々な言葉が話されます。それらをつなぐ共通語として英語が使われます。どの民族の人にもどの国の人にも通じるコミュニケーションツールとして、日常的に広く英語が使われています。

ですからカトリック教会でも、ここマレーシアでは共通語として一般的には英語でのコミュニケーションとなり、ミサも通常は英語で行われる機会が一番多いです。

日本から来た場合、ミサについては英語ミサはすぐに慣れます。ミサは1つ、内容は世界どこでも共通で同じですので、英語のミサ式次第 "The Order of Mass" の本を頼れば、半年か1年もあれば英語ミサでの言葉の問題はなくなります。
日常の英語コミュニケーションの上達と比例しますので、お説教の部分もだんたんと慣れてわかるようになってきます。

それと共に日本語のミサの応答は、記憶があやふやになってきます。
この機会に、日本語ミサに与ったことがほとんどない、KLは英語なためミサも遠ざかっている、そもそもよくわからない、ミサの内容についてもっと知りたかった等、日ごろ漠然と抱いていた潜在的な課題が正直にそれぞれの上にあがってきました。

また、せっかくこの貴重な機会を与えてくださる神父様・関係者の方々・場所を提供してくださる方の好意に応えたいという気持ち、また私たちの美しい日本語のごミサをより深いものにしたい、受け身で与るのではなく積極的な気持ちで参加したいということになり、当日使うミサ式次第の本を持ち寄り、前もって皆で開き、英語ー日本語の照らし合わせをしました。

当日の聖歌の練習や、朗読箇所の第一朗読者や答唱詩編などの担当者も選び、祈りと共に聖体祭儀の準備としました。
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この分かち合いは、今年予定されている "アジアで一緒ごはん2018" 東南アジア合同黙想会の準備にもなりました。

KLカトリック日本人コミュニティができて以来3年、初めてのKLでの日本語ミサとなります。今回のご縁とつながりのお恵みに感謝です。
神父様、同行のシスター、そして関係者の方々とも当日お会いできるのを私たち一同大変楽しみにしています。

以前香港カトリック日本人会代表の方が送ってくださったミサ式次第の本と聖歌集が役に立ちます。
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遠く地の果てまで すべてのものが 神の救いを見た
新しい歌を神にうたえ 神は不思議なわざを行われた
神の偉大な右の手 そのとうとい腕は救いのちから
神は救いをしめし、諸国の民に正義を現された
いつくしみとまことをもって、イスラエルに心を留められる
(当日歌う答唱詩編より)