アジアで一緒ごはん黙想会 その1 準備と前夜祭編

アジアで一緒ごはん　その1　準備と前夜祭編

晴佐久昌英神父様と巡礼団を迎えて「アジアで一緒ごはん」がいよいよ始まりました。

(巡礼ツアー参加と現地で黙想会参加のご案内ページ)
https://blogs.yahoo.co.jp/kljpcatholic/68859522.html

このプロジェクトは、長きにわたって晴佐久昌英神父様をお招きして黙想会を開きたいと願っていた香港カトリック日本人会の方々と、2年程前より、いつの日か晴佐久神父様をお招きして、クアラルンプール近くで黙想会やミサの機会を持ちたいと目指していた上野教会の姉妹教会のクアラルンプールカトリック日本人コミュニティの2つが、ふとしたご縁でつながり、その点と点が線になり、さらにつながりが広がり、お隣のシンガポールカトリック日本人会、バンコクカトリック日本人会も集まって、日本で結成された巡礼団が晴佐久神父様と共に、アジアの日本人カトリックがイエスキリストのもとに集まり、共に祈り一緒ごはんしようと広がった企画です。

具体的な準備は1年半ほど前から始まりました。日本の巡礼旅行会社と各黙想会開催地では、会場準備やスケジュールの段取りなど、用意することは山ほどありました。

それらを皆が心ひとつに1つ1つ根気よく辛抱強く積み上げて準備してきました。

こうして "実現" の日を迎えたことは、神さまのご計画だったに違いありません。

今回の黙想会のテーマは "おさなごのように" で、祈りについてです。今年7月に発刊された著書と同じタイトルです。

成田に集合した神父様と巡礼団の方々は、いつものように出発直前に空港でミサをされます。神父様もこれまで数々の巡礼旅行にいらっしゃっていますが、現地の日本人カトリックと集まるという今回のような形態は初めてということで、大変楽しみにされていました。

この日の朗読箇所はルカ11:1-4 "主の祈り" の箇所で、天の父よで始まるこの著書の前章と同じなこと、この偶然に巡礼団の方々は驚いたそうです。
ただ名前を呼んで安心する。

巡礼旅行添乗員さんの話によると、巡礼旅行においてはこのような偶然はよくあるそうで、私たちは、偶然に見えるこのしるしを大きな恵みと受け取ります。

準備は直前まで多岐にわたり煩雑で、各地世話人の方々は本当に忙しく慌ただしかったのですが、あらためて神さまに委ねることの大切さもこの時に分かち合いました。

神さまから "今日"、"この場所" に集うように集められた私たちは皆、ワクワクしています。

神父様と巡礼団の旅程は、最初にマカオと香港を巡礼し、香港カトリック日本人会(以下香港)とも黙想会と交流、その後シンガポールへ向かいました。

黙想会前日の夜、巡礼団がシンガポールに到着し、世話人たちがチャンギ国際空港で出迎えます。香港で手を振られて見送られ出発したのち、チャンギ空港で思わぬ新しい出迎えがあり、とても嬉しかったとのことです。

一方、現地参加組の私たちクアラルンプールカトリック日本人コミュニティ(以下KL)とバンコクカトリック日本人会(以下バンコク)は、同じホテルに滞在で合流、早速交流が始まります。

シンガポールの道はどこもきれいです

そしてシンガポールカトリック日本人会(以下シンガポール)世話人の方々と待ち合わせ、まずは近くのSt. Peter & St. Paul 教会を訪問します。

ここは明日の黙想会場カナの隣にあります。

リノベーションが済んだばかりの美しいお御堂です。

正面には、シンボルの鍵を持つ聖ペテロと剣を持つ聖パウロのご像が

その後、最初の "アジアで一緒ごはん" が実現します。シンガポール、バンコク、クアラルンプールのカトリックです。全員が海外在住で、明日から中華料理が続くため、記念すべき第1回目の一緒ごはんは、近くの日本食レストランで和定食となりました。

レストランでの一緒ごはんでは、初対面の私たちの自己紹介をはじめ、様々な分かち合いとおしゃべりだけでなく、明日のミサの打ち合わせとして各担当役割りの確認、そしてなんと聖歌の練習までしました。

前夜祭から盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてこの夜はお開きとなりました。
現地参加者はフライトの疲れもありましたが、遠足前夜のようにワクワクした童心に戻り、前夜祭での新しい友との交わりに感謝しました。

いよいよ明日は黙想会当日です。

次回につづく→

そこで、イエスは言われた。「祈る時には、こう言いなさい。『父よ、御名があがめられますように、御国が来ますように
(この日の福音朗読より ルカ11:2)