クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

クアラルンプールカトリック日本人コミュニティ

KL Japanese Catholic Community official site

アジアで一緒ごはん黙想会 その2 黙想会と一緒ごはん


アジアで一緒ごはん その2 "おさなごのように" 黙想会と一緒ごはん

黙想会の当日は、まぶしい太陽の光と、真っ青な青空の朝で始まりました。
シンガポールでは数日間雨が続いていたそうで、久しぶりのいいお天気のようです。
やはり晴佐久神父様のお名前からでしょうか。からっと晴れ上がり、とても気持ちのいい日です。
イメージ 7

私たちの住んでいるKLは今、雨の多い時期にあたり、ほぼ毎日のように1日数時間は雷を伴う強い雨に見舞われます。
KLからシンガポールまでは310kmと東京・名古屋間よりも近い距離ですので、同じく雨の多い季節なのでしょう。

黙想会会場、カナ カトリックセンター
イメージ 8

黙想会場では皆で協力してまず準備を進めます。シンガポールと日本から用意してくださった進行パンフレット、聖歌集、関連資料のコピー、朗読箇所のコピー、名札、お茶菓子の準備、椅子、ビデオカメラ、マイクの準備等、

イメージ 10

お茶やお菓子が持ち込まれます。手作りのお菓子を焼いてきてくださった方も。
KLからはマレーシアの紅茶、BOH ティーとキャメロンティー、南国らしいフルーツの香りの紅茶を持参しました。
イメージ 11

この黙想会のテーマは "おさなごのように" です。シンガポール代表のあいさつから始まりました。
「この黙想会が実現していることに今胸がいっぱいです。不可能を可能にする私たちの主に感謝」と、私たち全員の気持ちを代弁しています。

晴佐久神父様の講話は、日本、シンガポール、バンコク、KLが、神によって集められることで、神のみ業がここに実現しています!の言葉で始まりました。

イメージ 12

集まる方々の思いで、神が福音家族にしている、今日ピカッと晴れたように福音家族を作ってくださる。
神を信じるのは0.5秒、曇りを晴らす、5m以内に神が与えてくださった恵みがある。
本来は晴れている、神は何の曇りもない方、曇りは恐れ・疑い・争い。
今日はアビラの聖テレジアの祝日で、この聖人の言葉に「苦しみは永続しません、永続するものは喜びです」がある。
と、今日のこの天気に象徴されるようなお話が続きました。

イメージ 3

こうして日本、シンガポール、バンコク、KLから集められた者の集いが実現するのは、福音家族となるしるし、秘跡的なしるしとなっている。
福音家族に目的はない。普通の家族に目的がないように。ただ主と共にある喜びを一緒に味わうだけ。
集まることそのものが目的。これを私たちの主は望んでおられる。

イメージ 4

おさなご、つまり乳飲み子が泣いているのは、全くの荒れ野で泣いているのではない。母の腕の中で泣いている。
ミルクを飲むことが救いなのではなく、親の腕の中にいるということ自体が救い。
これは神の摂理、すなわちみこころ、親心。この世界はよい世界で、どんな悪い事も善いことに変えられていく。
これを0.5秒で祈る。"みこころのままに" という0.5秒の祈りで神に甘えてゆく。
今日の集まりは神から与えられた目に見えるしるしである。

イメージ 13

この後は、ゆるしの秘跡です。海外生活の長い者にとって、日本語でのゆるしの秘跡は大変ありがたい機会です。
たくさんの方がこの機会に列に並びました。時間が押していましたが、神父様はどの方にも丁寧に対応されていました。
ゆるしの秘跡を待っている間に黙想しようと、シンガポール世話人が聖句のカードを手作りしてくれました。
シンガポールとKLが好きな聖句を選び、シンガポールがこれを印刷、今回の巡礼の記念にもしていただこうとの配慮です。

イメージ 1
イメージ 6

実際にはこの時間は静かに黙想というより、フェローシップを暖め分かち合う、にぎやかな時間となりました。
お昼ご飯はローカル料理のブッフェ
イメージ 9

午後はゆるしの秘跡が続けられ、質問コーナー。いくつか双方向のやりとりがあり、そしてミサの準備に入ります。
奉仕の担当分担は、各国ができるだけ関わるように配慮されています。

イメージ 2

イメージ 5

拝領の歌の後、"見よ兄弟が、ともに座っている、なんという恵み、なんという喜び" を3回歌います。

夕食は、シンガポールで一番賑やかなオーチャードにあるシーフードレストランで。
イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

文字通りここに "アジアで一緒ごはん" が実現し、大きなものに包まれ、言葉にならない平和に満たされたました。
おいしいお食事を分け合うことで、初対面の方々とさらに距離が縮まり、神父様ともより親しくなっていきました。

不可能を可能にする私たちの主に感謝!の長い1日でした。
明日は大聖堂でのミサとガイド、最後の一緒ごはん昼食会、最終日です。

次回につづく→

この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。(この日の第一朗読より ガラテヤ5:1)